秋の尾瀬。
2014年10月上旬。
10月。尾瀬のガイドも今シーズン最後くらいでしょうか。
グリーンシーズンの終わりがどんどん近づいてきます。
スノーシューが始まるまではまだまだ間が有りますけど。
今年は森のドングリ、ブナなど堅果類がかなり不作でしたが、液果の仲間はそこそこ成っていた気がします。
画像はウワミズザクラ。
まあ液果類もそれほど豊作というわけではないのですが。
草紅葉は良い感じに染まってました。
湿原の池塘では鳥達が集まってます。
ミヤマアキノキリンソウ。
秋枯れの時期になっても、たまに残っている花があります。
湿原部の草紅葉は今年は良かったですが、周囲の山の部分はというと、
山頂近辺の森林限界部分は良かったのですが、森の部分は紅葉が進む前に葉が傷ついてしまっている感じでした。
画像は割りと紅葉が綺麗になりやすいテンマ沢田代。
アカネズミ。
私が同じところを通った時には居なくて、後から来たガイド仲間の撮影。
ほとんど動かなくて生きてるのか死んでるのかも解らない感じだったそうです。
森のドングリが少なくて栄養不足でしょうか。
やっと手足が生えてきた、今年生まれたサンショウウオ。
右下に居るのは写真撮ってるときは気づかなかったけどツチガエルかな?
ここは以前は川が流れていてイワナの小さいのが居る場所でした。
数年前に記録的な大雨で橋が流されて、復旧工事で堤防を作ったら水の流れが無くなりイワナを見なくなりました。
が、今年になって気づいたらサンショウウオの子供の生息場所になってたみたいです。
護岸工事でイワナを見れなくなってがっかりしてましたが、環境が変われば変わったなりにそこに合った生き物がちゃんと入ってくるものですね。
尾瀬ヶ原にてイモリ。
写真だと分からないけど、物凄い集団になってます。
数少ない、実際に浮いてて風で揺れる浮島。
イワナ。尾瀬では珍しくないのですが、これが居たのは研究見本園を流れているアブラハヤが棲む小川。
流れも緩いし日当たりも強いし、イワナの生息場所には不向きな場所。
今年の6月に、大き目のイワナが一匹紛れ込んでるなとは思ってたんですが、そのまま死なずに成長してたみたいですね。
ガイドをしてた子供達が「コイが居る!」と言ったくらい大きめでした。
尺(30cm)どころではなくパッと見て50cmくらい。
こんな条件悪いところでよく生き残ったものです。
このまま冬が来て、雪解けの時期には尾瀬ヶ原に水が溢れて大きな川と繋がるでしょうから、そうなったら大きな川に戻れるはず。
それまで頑張れよ~と思いながら、今年は最後になるであろう、尾瀬ヶ原を後にしました。