一ノ倉沢 2026年2月20日。
平日ですが、初めてのお客様からのお申込みで一ノ倉コースへ。
お天気が良さそう、ということで直前でのお申込みでしたが、私の予定さえ空いていれば大丈夫。

この天気ですから、今日を選んでいただいたのは大正解。

土合口からスタート。

昨日は街中で吹雪が届いてました。
上から降ってるわけでなく、山の方から横風で飛んできている雪。
スノーシューコースまで来てみると、昨日の地吹雪でトレースは埋まり、新雪になってます。
前回までの足跡は無くなっています。

と、思ったら何者かの新しい足跡が。
深い雪の中を歩いたテンの足跡。
ちょっと頑張って歩いた感じの足跡です。

積雪が浅いところで、よく見るテンの足跡に変わってました。

ブナの並んだ斜面。

足元を見ると、木々の冬芽を包んでいた殻だけが落ちてます。
何者かが樹上で冬芽を食べた痕跡ですね。

西黒沢の渡渉。

ここは斜面からの湧き水で穴が開いているところ。

ウサギの足跡が、段差に出来た雪庇(雪で出来た屋根のひさし)に乗って、踏み抜いて落ちてました。
昨日の地吹雪は凄かったので、思わぬ雪庇の大きさになっていて、ウサギも計算外だったのかな。

昨日の地吹雪で出来た風紋(シュカブラ)。
ロケットみたいに尖ってます。

雪の壁にオコジョの足跡。
これ、地面を上から横向きに撮ったわけじゃなくて、雪の急斜面を横切りながら走り降りた足跡です。
凄い運動性能ですね、オコジョ。

沢ぐるみの木に空いている洞。
中が空洞になって繋がってます。
木の幹をたたくと、太鼓みたいに響きます。
今は居ないけど、何者かが巣にしてたのだろうなと想像してしまいます。

マチガサワ到着。
谷川岳を背景に撮影。

トマ、オキ両耳のアップ。
この後、渡渉します。
地吹雪のせいで柔らかい雪が壁の様に盛り上がっていた為、渡渉後に上陸するのに苦労しました。

テンの足跡が、渡渉にあたって凄い戸惑っているのを発見。
どこから渡るか右往左往した後に、渡る場所を決めたはいいけど、どうしようかウロウロしてる風に感じられます。

ウサギの足跡とフンが有ったので、あそこで枝を齧ったに違いない、と思って近づいたら枝を齧った形跡が無し。
おかしいな…と思ってよく見たら…

枝は齧らずに花芽だけを食べてました。
普段見るウサギの食痕は、冬芽だけ食べたりしないで枝ごと食べているので、こんな風に花芽だけ選んで齧り取ってるのは初めて見ました。
食べられてるのはユビソヤナギの花芽。

一ノ倉岳から武能岳へのマウンテンビューを背景に撮影。

一ノ倉沢正面に到着。

一ノ倉沢の正面のゼニイレ沢の雪崩のあと。
写真を撮ったら食事ですが、沢の正面ではなくて離れた場所で食事休憩します。
たまに、そのままその場で食事を始める人もいるのですが、沢の正面は長い休憩を取らないとか、次に来た人の写真撮影の邪魔になるとか、基本的な配慮があったりします。

休憩場所に向けて移動。

帰路、ウサギの足跡がものすごい有りました。
しかも、急斜面なのに無意味にくるくる回ってます。

ここでもクルクル回ってます。
雪質が歩きやすくなると、こんな感じの足跡が増えてくる気がします。
私はこれをウサギのダンスと呼んでいます。
自然観察が好きだというお客さんだったので、帰りは冬芽や葉痕のシリーズ。

森のピエロと言われる、キハダの葉痕。
葉痕(ようこん)とは、葉が落葉したあとのことです。

森のヒツジ。
オニグルミの冬芽と葉痕。

これは特に異名が有りません。
トチノキの冬芽と葉痕。
強いて言うなら、森のネバネバ?

森のおサルさん、サワグルミの葉痕。

トチノキのエリアへ移動。
帰路は渡渉せずに夏道で移動しました。
往路で小鳥の群れが居た場所に来ると、足元に食事の後がたくさん落ちてました。

ツルウメモドキの実。
綺麗な赤い実が冬でもついているのですが、綺麗な実は食べつくされてヘタだけになっていて、食べ残されてるのは干からびた実ばかりでした。
誰かがゴミでも捨てたの?って思うくらいい、芽鱗や種子などの食べ残しが雪の上に散乱。
相当大きな小鳥の群れでした。

オオバボダイジュも、種子が無くなったものばかり。
風で運ばれる為の羽根だけ残ってます。
この状態だとシナノキとの見分けが非常に難しいのですが、近くにオオバボダイジュが有るので、オオバノダイジュということにしています。

オオバボダイジュの冬芽。

雪庇落ち遊び。
地吹雪の後なので良い感じの雪庇が出来てました。
2026年2月20日。一ノ倉沢スノーシューコース。