巻機山。
桜坂ルート。
前日に引き続き、同じお客さんの百名山ガイド。
今日は巻機山。
清水集落に前泊して早朝から出発
深夜から早朝にかけて雨が結構降っていて宿の人も心配してくれましたが・・・
今日は日中は小雨から晴れになる、という予想なので安心して出発。
もう霧雨程度だし、最初は樹林帯で雨も殆ど当たることは無いので、私は合羽も着ないで歩き出す。
殆どのお客様は出発時の雨降りが目に焼きついて離れないせいか、今は濡れない程度の小雨なのに心配して合羽を着こんでしまいます。
当然汗だくになってしまうので、4合目まで登ったらすぐに合羽を脱いでもらいました。
「雨降ってるんだから合羽を着ないといけないんです」と言うお客様も、合羽を着ていない私の服が全然濡れていなくて、合羽を着た人が汗で濡れているの見たら納得して合羽を脱いでくれます。
森林限界に達する前から晴天になり、眺望が聞くところでは雲海も見れました。
かなりの低層雲。
ガスに包まれたり晴れたりを繰り返しましたが、7合目を過ぎてからは見事な雲上の風景でした。
馬蹄形のジャンクションピークへと続く稜線を振り返る。
御機屋。
山頂の標識があるのでここで山頂だと思って帰ってしまう人も居ますが・・・
ほんとの巻機山頂はこっちです。
自治体同士の政治的な理由で人工物が置けないとかなんとか。
帰り道、避難小屋前で休憩しながら「帰りは途中で雨に降られると思うので合羽の用意をしてください」とお客さんにアナウンス。
その避難小屋に一週間泊まり続けているという地元っぽい人が「今日は新潟側は雨降らないよ」と自信満々に話しかけてきたのですが・・・お客さんには合羽をすぐに出せるところに用意してもらって出発。
最後の一時間くらいは合羽を着ないといけないレベルの降雨。
山では人のアドバイスを聞くのも大事ですが自信満々に間違えてる人も結構居ますので、自分でもちゃんと判断できるだけの用意はしておかないといけませんよね、とお客さんと話ながら下山しました。
2015年9月11日 巻機山。