西黒尾根にて。
谷川岳・西黒尾根~天神尾根。
最近、新潟の山や尾瀬など他地域でのガイドが多いでしたが、久しぶりに地元谷川岳のガイド。
谷川岳、西黒尾根の例の場所。
ほんとはこの角度です。
その昔、氷河が削って作った滑らかな岩盤。
日本の氷河に対する認識は長い間、戦前の状態から停まっていて、谷川岳に氷河の跡が有るとは認められてなかったのですが、地質学の先生に調査してもらって、これが氷河の跡だと認定していただきました。
前半、というか登頂を終えて下山が始まるまでは、風と霧雨でかなり過酷な登山でしたが、下山が始まったら良い天気に。
それでも、こんな寒い状況でも、まだ高山植物が多く残ってました。
ホソバコゴメグサ(谷川岳や至仏山のお花)。隣の菊の仲間は花が萎れてしまって、特定できませんでしたが、ノコンギクとかタカネコンギクとかその辺りでしょうか。
環境省の調査で、お花の調査に来てる人達が居ましたが、この季節だと調べるのきつそうですね。
一番の特徴である花が枯れてしまってると葉と茎で見分けるしかないので至難の業だそうです。
2016年9月9日。