ロープワーク。
ガイド協会研修。
秋も終わり、冬との切り替え時期。
秋山登山シーズンが過ぎても、中途半端に雪が積もっている荒れた天候の山ではスノーシューのツアーもできません。
ということで、この時期はガイドの会議や、研修会などが多くなります。
11/02..
「午後から暇だから」という理由で3人ほど集まって、ロープワークと救助の練習。
とくに、救助に関する技術は誰がどれくらい習熟してるかを把握してないと、実際の現場で任せて良いのかどうか分からずに時間がかかってしまいます。
こうやって、一緒に確認するのは良いことですね。
「えっ!?これが出来ないの!?」と驚くこともたまに有ります。
11/21。
こちらは、しっかり日取りを決めて参加者を募って行われた岩場とロープの研修。
岩場にロープをかけて、お客さんが落ちないように確保したりとか、
岩場を懸垂下降する訓練とか。
山の斜面で、樹木にロープを張って確保・通過する練習。
一番左で、教えているのが私ですが・・・
受講メンバーはピカピカのアウトドアメーカーのウェアに身を包んでいるのに、教える立場の私が、ボロボロの無名メーカーのウールのシャツ(古着)とか着てて、あまりビシっとしてません(苦笑)。
こういう訓練とか講習って、ロープや岩に擦れてウェアが痛んだり、汚れたりするのであまり良いウェアを着用したくなかったりします。
それに、アウトドア用のウェアは激しい運動をしても汗が抜ける=熱が逃げ易い構造にもなってたりします。
保温と透湿のバランスを考えて作られているので、あまり動かないで立ち止まって見ている時間が長い講習会ではちょっと寒かったりもします。
講習会、無事終了。
家に帰ったら、ロープや冬用のグローブなど、注文しておいたものが届いてました。
スノーシューや雪山ガイドなど、冬の準備も着々と進行中。
登山指導者の講習。
ザック搬送。
11/17。妙義山。
先週行ったばかりですが、またも妙義山。
群馬の山も、北部は冬型の気圧配置であれるこの時期ですが、妙義など西上州の山はそれほど悪天候にならないので人気です。
みなかみ町からだとちょっと遠いですけど。
岩岩してますね~。
星穴岳の下の空中懸垂の箇所。
私も、少し格好付けた写真を撮ってみました。
講習会では古着を着ていましたが、こういう本番の山行きではきちんとした服装で来てますよ!
日が変わって、11/23.
埼玉県の両神山。
暖かい登山箇所を求めて更に南下です。
冬になると氷柱で有名な尾の内渓谷。
滝を通り過ぎて、山ノ神までは沢沿いの遊歩道。
そこから一般登山道はなくなるのですが、破線ルートで山頂へ。
ほんの僅かな踏み跡が有るか無いかのルートです。
当てになるのか疑わしいレベルの鎖とかワイヤーも有ったりします。
侵食され易い地質のせいか渓谷が急峻なので、うっかり落ちたら下までズルズル転落しそうな箇所が多いです。
八丁尾根に到着。画像は今回この山域を誘ってくれた、ガイド仲間。
東岳を通り、天理岳へ。
破線ルートの尾根に入って、再び尾ノ内渓谷を目指す。
こちらの尾根もそうですが、とにかく侵食で削られた痩せ尾根です。
天理岳。
このまま行くと、車を停めた駐車場に戻れないので更に分岐。
岩場はだいたい終わりましたが、落ち葉で滑りやすい痩せ尾根。
岩場よりも気を使いました。
雪や氷の無い登山はこれが最後でしょうか。
この後は、アイゼンやスノーシューを使った雪山のレポートに変化していくと思います。
2018年11月の登山や講習など近況。