谷川岳主稜線縦走。
谷川連峰 谷川岳~平標。
立山から戻ってきて、一日開けて。
お天気も良さそうなので谷川岳主脈に行ってきました。

ガイド仲間と、「お天気良さそうなときを見計らって出かけましょう」と前に話していたのですが、ちょうど二人とも予定が空いていたのでセッティングして出発。

谷川連峰の中でも、東西に真っ直ぐ伸びる主稜線。
万太郎、仙ノ倉、平標と一直線ですが、少しずつずれてるのでそれぞれ見えてます。

オジカ沢の頭が近づく頃には、笹道の中に避難小屋が見えてきます。

小障子ノ頭を過ぎて、大障子避難小屋。
ブルーシートで補修されていた扉が、ポリカーボネイトの波板の補修にパワーアップしてました。

大障子ノ頭を過ぎて、万太郎山を望む。
降りて登ってを繰り返すと思うと一気に疲れてきますね。

右手を見ると、土樽が見えてきました。

振り返ると、谷川岳と俎嵓の間から始まる赤谷本谷。
急峻な谷川岳の裏側は、こんな広々とした水源地になってます。

万太郎を過ぎて、仙ノ倉へと向かう稜線。

一番低いところまで降りると、仙ノ倉より遥かに低いはずのエビス大黒ノ頭が同じ位の高さに見えます。
相当登るってことですね!

谷間の上昇気流が集まるところで、イワツバメが沢山飛び交ってました(風に飛ばされてくる虫を食べる為)。
後日、平標で鳥類の調査のお手伝いをした時にその話をしたら「あの辺りだとアマツバメも混ざってるかもしれませんよ」と教わる。
その研究者の方がついでに望遠鏡で確認してくれて「あ、居ますねアマツバメ」。
イワツバメ以外にもアマツバメも割と簡単にこの標高で見ることが出来ると、一つ勉強になりました。
「ツバメの巣のスープってアマツバメでしたっけ?」と質問したら「あれはアマツバメの中の更に一部の海沿いに生息する仲間です」。
そんなうまい話はありませんね。

この山行の中で、三度目に見かけたイヌワシ。

仙ノ倉と平標の間のお花畑(もちろんまだ咲いてませんが)。
平標まで来ると「終わった~」って思いますけど、そこから結構長かったりします。
道中見かけた花たちとか。

アズマシャクナゲ。
標高や日当たりによって、咲いてる場所これからの場所とかなり違いがありました。

イワナシ。
終わってしまってるものが多いでした。

カタクリ。
水上側の標高があまり上がらない場所でのみ。

エチゴキジムシロ。
谷川連峰でならアチコチで見かけるお花です。

何スミレかあまり考えずに撮影しちゃってました。
たぶんタチツボスミレ?

ナエバキスミレ。

ヒメイチゲ。

キクザキイチゲ。
白いモノから赤いモノ、写真のように紫がかったモノまで。

コケモモと間違えやすい、コメバツガザクラ。

シラネアオイ。

ミネザクラと苗場山。

オオカメノキ。

ムラサキヤシオ。

エンレイソウ。

ショウジョウバカマ。
5月の残雪期に谷川連峰主稜線で見かけたお花たちでした。
2015/5/14(木)~15日(金)