尾瀬学校。
6月10日以降。
一般の尾瀬ハイキングツアーのお客さんの数が落ち着きを見せる頃になると、群馬県の事業、尾瀬学校が始まります。
今年の、私の尾瀬学校初日は、地元みなかみ小学校のチーフでした。
6月前半なのに、すでにレンゲツツジが満開。
鳩待からの登山道。
シウリザクラがもう満開でした。
尾瀬で最後に咲くサクラなのですが。
桜がこの時期に咲くのは遅いと感じる人も居ると思いますが、このシウリザクラは満開になるのは例年、もっと遅いのです。
ユキザサ。
クルマバツクバネソウ。
これも、初夏の頃というイメージの花ですが、ほとんど終わりかけてて、やっと状態が良いのを見つけました。
イカリソウ。
数年前に、鳩待からの山道の途中に突如として現れたイカリソウ。
至仏山の雪崩の到着地点でもあるので、至仏のクモイイカリソウの種子でも流されてきたのでは?などとも囁かれてましたが、
木道を降りる権限が有る人が、近くまで行って確認したところ「キバナノイカリソウ」ではないかと言ってました。
日付変わって、別日。
ギンリョウソウも出始める時期。
オオバタケシマラン。
ミヤマキンポウゲ。
アマドコロ。
至仏山荘の、舞茸定食。
今日は旅行会社のツアーガイドでした。
今年は、ツアーガイドの仕事が多めで、尾瀬学校の回数を減らしてます。
別日。
6月も後半になると雨が多くなりました。
でも、雨が降って泥が出来るとイワツバメが喜んで巣作りしてます。
こんな近くで、大量のイワツバメの巣作りを見れるのも、尾瀬ならではです。
入梅してからの、雨の日の尾瀬の光景の一つ。
木道やその脇で(恐らく)食べられているハコネサンショウウオ。
コバイケイソウが大豊作。
これが豊作だと、何かの作物が不作になると聞いたことがあります。
何が不作になるのかは忘れました。
また別日。
私が担当する日は、運よく晴天になる日が多いです。
とくにチーフをやると、晴天率が高い気が。
6月中なのに、至仏の残雪がほぼ無くなると言う未曾有の雪不足。
モミジカラマツ。
シラネアオイ保護の鹿避け電気柵。
なんと、今年は中身が食べられてしまいました。
「柵設置が遅くて食べられた」「人が写真を撮るために開けた隙間から食べられた」など意見が出てましたが。。。。
設置後に咲いていた辺りも食べられたし、花が終わった後も食べられた部分がありました。
『設置後、数年経ったら、昼間は電気が流れてないことを鹿が覚えてしまった』という感じな気がします。
尾瀬ヶ原も、6月の花はほとんど終わり、夏っぽい草原に。
というわけで、尾瀬ヶ原にも初夏の花達が。
早咲き数輪とはいえ、カキツバタ。
ハッチョウトンボも。
探さなくても見つかる程度に多く飛んでいて、尾瀬学校の子供達も大喜び。
ニッコウキスゲもこんなに。
オゼコウホネも早咲き。
また別日。雨の日。
ツルアジサイ。
梅雨時に似合う花です。
ミズキ。
自宅の庭では一ヶ月以上前に咲いてますが、尾瀬ではこのとおり、今が旬です。
アズマシャクナゲ。
コケイラン。
今年は数本、パラパラと咲いたので見つけ易かった。
カキツバタも、数本がまばらにでは無く、群落で咲き始めました。
まだ6月中ですが。。。
別日。
ゴヨウイチゴ。終わりかけ。
この花は、何故か何時もタイミングを逃します。
タニギキョウ。今年は当たり年で乱舞して咲いてます。
ゴゼンタチバナ。
ミヤママタタビ。
ヒメヘビイチゴ。結構大量に咲いていたんですが、何故か一輪しかない所を写真に収める私。
ヤマクワガタ。
山道の途中の何気ないところに小さく生えてるので、気づかない年は全然気づかずに終わってしまいます。
タニウツギ。
いろんな花が豊作の今年ですが、タニウツギはそうでも有りませんでした。
マイサギソウ・・・かな?
コバノトンボソウとかホソバのキソチドリとかあって、区別が付け難いです。
ツルコケモモ。
中田代に多いこの花。
上田代では少なめなのですが、今年は目立つほど咲いています。
2018年(平成30年)6月の尾瀬学校。