南アルプス出張。
8/4~5大樺沢ルート。
南アルプスの主峰、北岳のガイドに出張で行って来ました。
芦安からタクシーに乗り換えて広河原へ。
タクシーに乗りかえる芦安が例年なら涼しいはずなのに、異常に暑いという二日間。
熱中症に気をつけながら登山開始。
南アルプスの天然水の流れに沿って進むと、時折涼しい冷たい風に当たるので助かります。
他の山域に行くと、普段みかけない花を見るのが楽しみですね。
写真は恐らく、オオハナウド。
今年の大雨で、復旧見通しが立たないと言われていた大樺沢コースがギリギリ復旧が間に合ってよかったです。
沢沿いだし、太陽側に斜面が有って直射が当たらない部分も有り、かなり楽でした。
途中の林道から、亜高山帯までずっと咲いていたセンジュガンピ(ナデシコ科)。
大樺沢の雪渓が見えてきました。
今年は少し少なめで、私達が通る登山道沿いの二俣よりもだいぶ上にしか残ってませんでした。
雪渓の近くで涼めるかと思ったんですが、当てが外れ。
右俣に入り、亜高山帯のお花畑。
ここでも鹿の被害が深刻なようで、鹿策が広範囲に設置してあります。
振り返れば鳳凰三山。
標高2400近くまで上がりましたが、ソバナ。
草地のせいでもあるんでしょうが、シャジンの出番がまだ後なんですね。
ヒロハシモツケ。
ミヤマウイキョウ。
稜線までまだまだですが、砂礫地になってきたので高山植物が混ざり始めました。
オヤマリンドウ。
一面のマルバダケブキが有りました。(もっと広い)
鹿があまり食べない花なので、これだけ一面咲いてるのは鹿の仕業?
コウメバチソウ。
ミヤマコウゾリナ。
稜線に出る少し手前で、ヤハズハハコ。
特徴的にタカネヤハズハハコの様でもあるのですが、歩きながら撮影だけしたので、決定打がありません。
だいたい、ヤハズハハコがヤマハハコみたいな細い葉もあれば、タカネヤハズハハコみたいな広い葉のタイプもあって、ややこしいんですよね・・・。
葉の表の毛で見分けるなんて方法もありますが、言うほどはっきりしてなくて、顔を近づけないとそうそう分かりません。
一面の草地。
そろそろミヤマシシウドでしょうか。
小太郎尾根との分岐を過ぎて、森林限界の高山帯に。
サイズ的に熊のフン。
植物質の繊維をたっぷり含んでます。
どの植物を食べたのでしょうね。
北岳肩の小屋に到着。
甲斐駒ケ岳。
仙丈ケ岳に当たる夕日と雲海。
カメラの性能が悪くて、薄暗いと遠景のピントがほぼ合わない。
苦心してる間に雲海がしょぼくなってしまいました。
夕日が当たる鳳凰山。
オベリスクも見えてます。
このまま肩の小屋泊。
写真枚数が多くなったので、翌日分更新は分割して次回に。
2018年8月4日、北岳。