北岳へ。
8/5 北岳肩の小屋~山頂。
森林限界の稜線に上がってからの植物。

小太郎分岐に上がってからは、まっすぐ北岳山頂へと向かう尾根筋。

タカネツメクサ。
数種類のツメクサ属がありましたが、このタカネツメクサの割合がかなり多いでした。

トウヤクリンドウ。
当薬(薬になる、同じリンドウ科のセンブリのこと)を表すそうです。
胃薬の効果があるとか。

ムカゴトラノオ。
イブキトラノオの仲間ですが、花の下の方に出来るムカゴで繁植します。

コゴメグサの仲間。
ミヤマコゴメグサかコバノコゴメグサ(ヒメコゴメグサ)のどちらかみたいですが、種類の同定は困難らしいです。
引っこ抜いて、茎に下向きの毛が生えているかどうかとか・・・。
僕らには出来ませんね。

タカネヒゴタイ。
トウヒレンの仲間です。

ミヤマシオガマ。

ウサギギク。
足元に咲いている花はもう終わってしまってましたが、遠い斜面上に綺麗な花が残っていました。

ミヤマダイコンソウ。
バラ科ダイコンソウ属。

イワツメクサ。

ミヤマミミナグサ。

イワツメクサに混じって、ちょっと違和感が有る花が有ったので、後で調べようと念入りに撮影しておきました。
切れ込みが浅めでクモマやタカネのミミナグサっぽい。
切れ込みの浅い深いは個体差があるので、そこだけだと何とも言えないのですが、
葉っぱがイワツメクサと違い過ぎ。
しかし、クモマミミナグサもタカネミミナグサも南アルプスには無いと記載されてます。
何か他の種類なのか、イワツメクサにもこういう葉が存在するのか。
分かりません。
イワツメクサの葉も、若いうちは結構短くて広いとか有るのでしょうか。

ホソバトリカブト。
稜線に出てからなので、一瞬キタダケトリカブトかと期待しましたが、山荘前の比較的立地条件が良い草地の中なので、ホソバトリカブトでした。

鳳凰山からご来光。
早朝から北岳山頂へ。

タカネイブキボフウ(多分)。
お客さんと一緒に歩きながら一瞬だけ撮影したので、細かく同定できる程には写せませんでした。
セリ科の仲間は見分けが難しいです。

ミネウスユキソウ。

甲斐駒ケ岳。

シコタンソウ(ユキノシタ科)。

イブキジャコウソウ。(シソ科の小低木)

シコタンハコベ(アップ)。

ミヤママンネングサ。

ハハコヨモギ。

シロバナタカネビランジ(南アルプス固有種)。
途中、岩陰にこじんまりと咲いていた小さな株を見つけたのみでしたが、山頂には「人に踏まれないように」石で囲んだ見事な株が有りました。

イワベンケイ。
雄花(黄色)と雌花(赤)が並んで咲いてました。

チシマギキョウ。

8月は初夏に比べて高山植物も減る時期ですが、さすがは北岳。これだけの花が残ってました。
2018年8月5日、北岳。