常念山脈へ。
2019/7/13日。
2日目、燕山荘を後にして、常念に向かいます。

看板の奥にゴリラ岩。

朝露を浴びるコマクサ。

稜線上の風衝地では、コケモモのようい小さくなるクロマメノキ。

表銀座縦走コース。
大天井の分岐までは危険な岩場も殆どなく、楽しく歩けます。

ツガザクラ。

ガスの中から、槍ヶ岳が顔を出しました。
お客さん大喜び。

イワツメクサ。

イワヒゲ。

シロバナノヘビイチゴ。
稜線上ですが、標高も少し下がり、風下側になって低木が生えている辺りでは、高山植物ではない花が混じってきます。

同じく、山の花ではあるけれども高山植物では無いサンカヨウ。

岩稜帯に戻って、ミヤマダイコンソウ。

大天井と、その中腹に有る登山道の分岐点が見えてきました。
そこからは、表銀座縦走コースから逸れて常念山脈へと入ります。

振り返れば、朝から歩いて来た今日のコース。
雲に覆われていたのが半分見えてきました。
奥の燕岳まで見えてますね。

分岐点から大天荘方面に分岐てミネズオウ。

キバナシャクナゲ

大天荘と、大天井。
今年の山小屋は物資不足で、昼食メニューや喫茶店が営業できていませんでした。
「天候不順による、荷揚げ数量の減少」と説明されていましたが、
相次ぐ、ヘリ会社の撤退。
残った会社にシワ寄せが行き、過密スケジュールの中で墜落事故。
元々、圧倒的に荷揚げ可能な数量が少なかったみたいですね。

ミヤマツメクサ。

オヤマノエンドウ。
分布範囲がそれほど広くないらしく、見かけないことも多いので、名前がすぐに出てきません。

一部しか見えていなかった槍も、だいぶ姿を現してきました。

稜線上、唯一残っていた雪渓。

タカネヤハズハハコ。

コメバツガザクラ。
コケモモと間違え易い花ですね。

槍穂高が見えてきました。

今日のお宿、常念小屋と常念岳。

コケモモ。

常念小屋の前で、以前に一緒に仕事をした高木ガイドが。
TV撮影中でした。
今日のお客さんも、高木ガイドと一緒にツアーに参加していたので、お久しぶりということで写真を撮らせてもらいました。

大天荘では食事できなかったので、行動食を取りながらここまで歩いて、お昼ご飯です。
常念ラーメン。
お腹空いてたとかそういうのを抜きにして、凄い美味しいです。
西〇ラーメンを上回ります、というのが個人的感想です。

明日は朝から雨らしいので、今日のうちに常念岳へ。

燕岳からここまでの稜線を振り返り、長かったですね~。

翌日、一の沢で下山。
途中、大きな雪渓を徒渉。
切れ落ちたばかりの雪渓がありました。
こういう場所で思うのですが...前の人の足跡を追うのも大事なのですが、雪渓が完全に沢に掛かってる時のルートと、陥没やヒビが入った跡とではわずかに安全地帯がズレていきます。
全体のバランスを見て、ほんの少しでも位置を変えた方が安全が増すことが多いので、盲目的に踏み跡を辿るのではなく、左右の状態を見ながら進む経験と勘が大事です。
2019年7月13~14日。