赤谷の森、小出俣。
2011年1月12日。
私の住んでる新治地区、赤谷川の源流になる赤谷の森。
赤谷川の支流の一つ、小出俣の沢をスノーシューで歩いてきました。
赤谷湖。
仙ノ倉。
谷川連峰最高峰の2026.2メートルです。
車で移動して、川古温泉から歩き出し。
歩き出してすぐにネズミの足跡。
そのすぐ近くにテンの足跡。
雪の上に落ちてた何かの巣。
完全に球形になってて中が見えません。
どこかにある狭い隙間に潜り込んで出入りするタイプ。
出入り口が全く見つからないので、強引に開く。
以前、猛禽類の研究所に勤めてる人に聞いたことがあるのですが、ヤマネがこういう巣を作る時は完全なドーム状にするから鳥の巣とは簡単に区別がつくとか。
もしかしたらヤマネの巣だったのだろうか。
キツネの足跡。
鳥(恐らくヤマドリ)の跡。
右の穴が舞い降りた跡。
カモシカの足跡。
かかと側にある副蹄の位置が高いので、イノシシの蹄の足跡と区別がつきます。
食べ物が見つけられそうな所だからでしょうか、ネズミの足跡が物凄い乱舞してます。
道の真ん中から、いきなり現われているテンの足跡。
木の上から飛び降りて歩きだした跡ですね。
手前に飛び降りた大き目の痕跡、そして向こうにむかって歩き出す足跡。
斜面の中腹に、地面が堀り返された跡。
カモシカが雪と土を掘った跡は見たことがあるのですが、それと比べても物凄い深く掘られている。
まさかイノシシ?
足跡を確認しようとしたけど、潰れてしまっていて蹄の形状の確認ができませんでした。
イノシシは雪に弱いとは言え、最近はもっと雪深い水上地区でも真冬にイノシシが出没するので油断ならないですね。
こちらは以前に別の山で撮影したカモシカの堀跡。
幾つも見つけたことがありますが、人間でも掘れそうな位にしか掘って無いんですよねカモシカは。
道の下を流れている小出俣沢。
水が綺麗です。
石が赤いのは鉄分かなにかでしょうか。
こんな寒い中でも山肌からは地下水が流れ出してます。
水が凍った部分が氷柱になってて綺麗でした。
カモシカが笹を食べた跡。
その横に、ウサギが笹を食べた跡。
引きちぎって食べるカモシカと、切り落として食べるウサギの差がよく分かります。
目的地が近づいてきて、ブナなどの樹が目立つようになってきました。
この沢沿いは昔、結構荒れていたそうで大木は少ないですが、その中でも大き目のブナ。
今日の目的地、カツラの大木。
横に立ってる人が物凄く小さく見えます。
なんでも周りの樹がどんなに伐採されても、このカツラの大木だけは残されたとか。
何かいわれのある樹なんでしょうか。