三国街道
10月22日三国峠
2009年10月22日。
三国峠(旧三国街道)のトレッキング。
今日は地元の小学校の自然観察会のつきそいボランティアでした。
トンネルを抜けた新潟側。
紅葉が綺麗です。
朝の内は新潟側は雲が厚かったですが、昼前には晴れて来る予定。
この地域は緑の回廊の一角でもあります。
動物達が山ごとに隔離されずに各生息地域が交流できるようにと繋がっています。
三国街道を登っていく。
空が青くなってきました。
写真はカツラの木の紅葉。
ミズナラやブナ、トチノキ、カエデ類などが入り混じる自然林です。
歩いてても気持ちいいですね。
標高1300メートルの三国権現に到着。
背景には三国山。
群馬と新潟の県境です。
三国街道を群馬県側へ。
ツルリンドウの実が成っていました。
この辺りは杉の植林がされている地域よりもだいぶ標高が上。
里山としては申し分ない環境です。
赤谷の森として保全活動も行われているそうです。
写真には写ってませんが、眼下の谷には法師温泉が。
奥に見える山の向こう側は四万温泉の方ですね。
法師から四万へ抜ける道は廃道に近いような凄い道ですが、一応お隣さんです。
廃道に近いというか、廃道と言っても差し支えありませんね。
車やバイクで行こうとしたらとんでもない目に合うと思います。
ひときわ目を引く鮮やかな紅葉。
葉のつき方と形から見てツツジの仲間。
通りがかりに写真を撮っただけで、立ち止まって調べられなかったので、何ツツジかは不明。
学校の付き添いなので、プログラムに沿っていないところで勝手に立ち止まれませんしね。
センサーカメラの設置。
赤外線で、動物に反応してシャッターが自動で押されます。
赤谷の森の動物の調査用ですが、赤谷センターの厚意で小学校の体験に設置させてもらいました。
街道沿いに沢山なっていた赤い実。
葉と実のつき方から言って、スイカズラ科の仲間ですね。
尾瀬でよく見ているオオカメノキやヤブデマリに比べると実が丸っこいから別種ですね。
実と、紅葉してしまった葉からでは同定がしづらいですがガマズミとかその辺りに近い仲間でしょう。
国道17号へ向けて下っていく道の途中、ひときわ目を引く木肌。
ナツツバキですね。
この辺りの他の優勢な樹種に比べると寒さや雪に弱いのか、数が多くないし標高が上がると見なくなります。
ここも段々と標高が下がりチシマザサが減ってくる地点。
だいたいこの辺りがこの木の境目なんでしょうかね。
仏岩から吾妻耶山に登る途中の山道もこの辺りと同じくらいの標高1000mちょっとですが、そこでは結構ナツツバキが目立ってた気がします。
この辺り、山の中腹の狭い街道なので冬のスノーシューには使えませんが、秋や新緑の時期に歩くには凄くいい場所です。