一ノ倉エコハイキング。
旧清水街道291。
秋も後半になってくると、一般の登山のガイドは減ってきて、紅葉見物的なものが増えてきます。
10月14日の一ノ倉岩壁。
山頂より少し下の辺りの岩凌帯が紅葉の見ごろ。
「紅葉を見上げる」感じのトレッキングですね。
森の中で、倒木の苔の上に落ちたドングリが根を伸ばしています。
*数日後、このドングリを見たら枯れてしまってました。
ドングリの芽吹きって乾燥に弱いと聞きましたが、生き残るの大変そうです。
一ノ倉出会いを過ぎて、舗装路では無くなってから。
この辺りはまだ紅葉も降りて来ず、天気がよければ夏を思わせる風景です。
翌日、15日。
エコハイキングの集合場所の資料館で待機していると、凄い叫び声が聞こえてくる。
お猿の群れが居ました。
ヤマブドウが結構落ちています。
今年は豊作ですね。
岩壁の下の森林部分。
上の方が僅かに色づき始めてます。
この日は、運がよいことに「谷川岳三千回」を目指してるおじさんに久しぶりに会いました。
お隣のご夫人はまさか・・・あの人では?
いつも背中に、「千恵子が一番、谷川岳二番」と書かれている奥さんに会ったのは初めてでした。
かなり前に、交通事故(自分で起こしたのではなくて追突された貰い事故)で入院してから登れる回数がめっきり減ってしまい、会う機会も減ってしまったのですが・・・
今日は奥さんを連れてハイキングだそうです。
なんとか三千回登頂できると良いですね。
その3日後、18日。
緑の森を見上げると、枯葉も目立ち始めてきました。
たった3日でかなり秋が進む。
それもその筈、一度山の上の方で雪が降ったそうです。
というか、その辺りの森の色を見ると一気に色が抜けるので冠雪情報を聞かなくてもすぐ分かります。
マチガサワから谷川岳。
秋の枯葉の時期は荘厳な感じが増します。
たった3日で紅葉が進んだ一ノ倉。
10日後、28日。
この間、泊まりで鳳凰山に行ったり、クライミングに何度か出かけたためだいぶ間が開いてしまいました。
なにこの一ノ倉。もう冬です。
稜線上はミゾレ。下部では霧雨状態。
2週間ほど前の写真ではまるで夏道のようだった旧道がすっかり晩秋になってしまいました。
3日後。
この日も山頂は雪。
とはいえ、水上町のお天気予報は晴れなのでお客さんは結構薄着。
「晴れ予報ですが、山頂で降ってる雪が風で飛んできてパラパラ雨状態になりますよ~」とお客さんに説明してスタート。
マチガサワから谷川岳を見上げる。
雪が降った後特有の、木々の色が抜け落ちた山肌。
稜線だけに雲がかかり、自分たちの上空は青空。
しかし、まさにこの辺りから上が晴れてるのに雨粒が落ちてきはじめる。
谷筋に虹。
自分たちの足元に虹ってシチュエーションは珍しいです。
稜線上で降っている雪が、北風に乗って谷沿いに飛んできて水滴になってるのでしょう。
一ノ倉に到着。
最初は雲がかかっていましたが、ご飯を食べながら見ていたら雲がどいて雪をまぶした岩壁が見えてきました。
この日で、今年の一ノ倉エコハイキングが終了。
また来年からですね。
2015年10月の一ノ倉コース。