安全登山研修。
ロープワーク等。
みなかみ町山岳ガイド協会で、オフシーズン恒例の研修会をしてきました。
場所は岩柩山。
みなかみ町から数十分くらいで到着できる場所ですが、峠をひとつ超えただけで、ぐんと暖かくなります。
みなかみ町内だと手が凍えて耐寒訓練になってしまいますが、ここなら十分講習会が行えます。
山頂は狭いです。真田丸で有名になった山城(岩柩城)でもあります。
放送当時は人が多くて、研修なんて出来ませんでしたが、最近ではすっかりブームも落ち着きました。
晩秋で、雨予報も出ている今日は登山者も居ず(別ルートから登って来た人が一人だけ)、山頂も使って訓練ができました。
人がいっぱい居たら、別の岩場でやろうと相談してたんですが、その心配全然無しでした。
岩柩城跡駐車場から準備してスタート。
真田丸のおかげで、ずいぶん広くて良い駐車場とトイレが作ってもらえたみたいですね。
この登山口からは、沢通りと尾根通りのルートが有り、行きは沢通り、帰りは尾根通りで戻りました。
懸垂下降。
登山ガイド部門の他にハイキングガイドの人達も参加しているので、登山ガイド側からはお客さん役として見立てて、実践的な練習が出来たと思います。
フィックスロープを張って、危険箇所の通過。
ムンターヒッチのセット。真ん中が私。
自分自身、人より特別抜きん出ているような技術者では無いと思ってましたが、長く続けている内に人に教える方の立場になってました。
業務上、必要であり覚え、当たり前のようにしなければならないと思っていることをやって見せるだけで、講師が出来るようになってしまいました。
日々の積み重ねって大事ですね。
1/3と1/5システムの引き上げ。
ツエルトを設営してのビバーク。
ツエルト内部。
フリクションヒッチを利用しての登り返し。
参加メンバーで集合写真。
昼過ぎに2時間程度の間小雨が降る予報でしたが、希望的観測通り、結局小雨は降らず無事終わりました。
小雨の代わりに、北側の山脈から横風で雪が吹き飛んで来ましたど(笑。
雨よりはなんぼかマシですね。
研修中にスノーシューの問い合わせ電話が二回。
帰宅してパソコンを開いたら、スノーシューの予約メールが1通入ってました。
もう皆さん、冬のアクティビティに向けて動いてますね!
帰路、解散の前に喫茶店で今日の意見交換を兼ねた親睦会。
夏秋の登山から、冬のスノーハイキングへと切り替わる狭間の時期です。
きっちり装備も心構えも切り替えていかないといけませんね。
2017年12月8日。岩柩山。