芳ヶ平湿地群、中之条町。
2019/3/10。
みなかみ山岳ガイド協会の研修登山で、チャツボミゴケ公園に行ってきました。


国の天然記念物にも指定されてるとのことです。
珍しい苔だとここ数年話題になりましたが、かなりの貴重な場所みたいですね。

他所のガイドさんとの交流を兼ねての研修なので、現地ガイドさんをお願いしました。
天然記念物の話なども、ガイドさんから聞かせていただきました。

その昔は鉱石を採取していたという場所。
鉄鉱石らしき場所の説明をしてもらってます。

温泉と言うほど熱くはないですが、冬でも20℃以上ある滝。
まだチャツボミゴケの庭園に入る前ですが、既にちらちら繁殖してるのが見えます。
夏は雨などで増水するとすぐ流されてなくなってしまうそうですが、冬は水の流れが少ないのでこういう場所でも見られるとか。

先ほどの鉱石の説明の看板。
雪の上に赤い色が滲んでいて「白馬の雪渓で使われてるベンガラみたいですね」とか思っていたら・・・
まさにベンガラの原料でした。

公園に到着。
20℃台後半の源泉が出てるので、苔の生える所は雪が積もりません。

他の普通の苔に比べると、色が鮮やかでちょっとフワっとした感じですね。
ガイドの木村さんの話だと、成長も早いようですね。

良く見ると、水の流れの淵で堰堤のように盛り上がってダムを形成してます。
酸性の水が流れていないと繁殖できない苔なので、自分の為に貯めてるのかな?とか想像しました。
真相は分かりません。

漢字だと、茶蕾苔と書くそうです。

木道の上に不安定に雪が乗っているので、ちょっと難易度が高いですが、庭園を一周してみました。
通常だと、雪が脆くなってるこの状況ではちょっと危ないかもしれないので周らない判断ですが、ガイドばかりということで特別に周回してもらえました。

こういう、他所の地域への研修って大事ですね。
ガイドの木村さん、ありがとうございました。
2019年3月11日。