鶏冠山(とさか山)。
2019/5/9~10。
ゴールデンウィークの至仏山スノーシューツアーが終了して、お仕事に一区切りがつきました。
かねてより、ガイド仲間と計画していた甲武信ケ岳の鶏冠山のバリエーションルートへとプライベートで研修登山に行ってきました。
西沢渓谷をちょっと歩いてから、鶏冠谷の出会いへ入渓。
トウゴクミツバツツジとムラサキヤシオが各所で咲いてました。
この尾根はシャクナゲで有名なのですが、シャクナゲはまだ花の時期はずいぶん先です。残念。
気持ちよく歩ける、まるで一般登山道のような尾根道。
「さすが山梨百名山!」とか関心しちゃいましたが...
もちろん、そんな良い道は序盤のみ。
バリエーションルートらしくなってきました。
この写真、よく見るとシャクナゲの葉で左右の壁と天井が作られてます。
これ、シャクナゲの時期に来たらシャクナゲのお花のアーケードですよ!?
そんな土の道ともお別れです。
「これ、どう見ても崩落した道だよね?」みたいな場所に案内のピンクリボンが付いています。
だいぶ岩山っぽくなってきました。
ふもとから見たら、ニワトリのトサカみたいになってる部分ですね。
まだトサカの付け根くらい。
休憩がてら、地図を見ながらルートと現在地の確認。
とりあえずの目標となる木賊山は岩山部分が終わって、針葉樹の森を抜けた遥か後方。
なんとなく、妙義山を彷彿とさせる尾根を歩きます。
四角く直立する石柱。
まさにトサカ!とか言いながら登ります。
両側が切れ落ちてるので、どっちに落ちてもアウト!みたいな点が妙義山と似てますね。
ところどこと、こういうちょっと庭園チックな個所が心を和ませてくれます。
ここもシャクナゲがいっぱい。
なごんだ後に、核心部っぽい岩場。
「山梨百名山すごいな!」と言いながら登りましたが、一般登山者向けの巻き道がちゃんと用意してあるので、こんなところ登らなくても行けます。
鶏冠山頂。
山頂の標識がある頂が2か所ありました。
奥に見える国師ヶ岳が美しいです。
岩を抜けたら残雪がずっと続きました。
ここは登山道だから良いですが、ここに至るまでの鶏冠尾根の樹林帯は誰も踏み固めていないので、踏み抜き地獄で時間がかかりました。
岩場より大変だったかも。
宿泊予定の避難小屋に到着。
朝、ハイキングの人達が歩き始めるようなゆっくり時間にスタートしたせいもあって、もっと遅い時間の到着になるかと思ったけど昼間のうちに到着できました。
中もキレイでお手入れが行き届いてます。
ホウキもあったので、ちゃんとお掃除して帰りました。
山梨の山だけあって、富士山の景色が見事です。
登った甲斐があるというものですね。
下山後、お土産屋さんでヨモギ餅を買って食べました。
売ってる横で、お店のお父さんとお母さんが採ってきたヨモギの葉を扱いでいたのもポイント高いですね。
手作り感満載です。
2019年5月9日、10日。