大雪後の雨呼山。
2015年2月8日。
今日は1グループの貸しきりで雨呼山へ!
ホームページの写真を見て、一番楽しそうだったから!という理由で雨呼山のコースでリクエスト。
今日は既に何グループか先に入っていますが、こっちはうちのツアーくらいしか来ないので新雪状態。
こんな広々とした尾根筋を何故こんなに端っこに偏って歩くかというと・・・左手側は大きな雪庇。
12月に来た頃に比べると、2m近く雪庇が伸びてます。
雪庇の下が崖とかでは無い分、危険度は低いですが、もちろん注意するに越したことはありません。
斜面の下りへ突入!
山頂直下の斜面。
お客さんにはほぼ毎回説明してるのですが、ちょっとした雪崩斜面です。
もちろん、皆さんが一般的に想像してるような大規模な雪崩とは違いますが、僅かとはいえ危険が潜んでることに変わりはありません。
今回は渡る前に表層部分の安定度を見て「5m間隔」で渡ります。
ファインダーをを覗いて写真を撮ってるわけではなくて、視線は斜面の上に注意を払いながら、シャッターは当てずっぽうで押してます。
お客さんを怖がらせないように雪崩とかの単語は出さずに「写真を撮りますから一人ずつ渡ってくださいね」と説明する時もあります。
短時間で積もった量、その後の経過、実際の安定度を見て、5m間隔や10m間隔、一人ずつ渡るなど選択する場所です。
山頂。ここは大きな雪庇が育つ場所です。下は崖です。危険です。
先月に比べると、雪庇が2m以上伸びていました。
雪庇というのは、どんなに育って大きくなっても、歩いて良い場所は一定です。変わることはありません。
雪庇の根元よりも更に手前に引っ込んで下にちゃんと地面があって、ここならば落ちないという場所です。
雨呼山頂というのは不思議な場所で、雪庇が1m育つと誰かの足跡が1m先に伸びて、もう1m育つと更に足跡が1m先まで伸びていきます。
雪庇の先端を基準にして歩く場所が決められている節があります。
今日は、ついに夏に鎖が張ってある崖との境目よりも足跡が大きくハミ出してしまってたので、こんなことを書かせていただきました。
上の写真、私は雪庇側に出て撮っていますが、そこは岩がせりだしていて足元に地面がある場所です。
それでも怖いので、シャッターを押す為に一瞬だけ出てすぐに戻ります。
お客さんは基本的に道標よりもこっち側へは来させません。
道標を前から見たい人は「必ず一人ずつ」道標に沿って前に回ってもらいます。
楽しいツアー日記でこんなことはあまり書きたくないのですが、もし事故が起きたらと思うと心配なので書いてみました。
お腹が空いた~というタイミングでランチポイント目指してGO!
お昼時、ちょうど寒冷前線が通り過ぎる予定だったので念のためにツエルト設営。
ちょっと立ち止まっただけで寒いこんな日でも、ツエルト内なら余裕のランチタイム。
ご神体巡り、雷神岩!
今日はアチコチに滑り台が出来てました。
雨乞いの石舞台の前で怪しい踊り?
絶景ポイント風神岩!
奥に流れているのは利根川。
スノーシューで斜面駆け下り。
だいぶ慣れてきた!?
雪庇落ち遊び。
ここは崖でも何でもない、すぐ下が平らになっている所に雪庇ができる場所。
滑落する心配もないし、積雪量が増えると雪庇が地面と繋がってしまうので崩れる心配もありません。
安心して遊べます。
*シーズン序盤では雪庇の下が空洞になっているので上を歩くとスコーンと落ちます。危ないです。もちろんそんな時は雪庇落ち遊びはしません。
皆さん一見余裕に見えますが・・・。
雪庇の下は雪がサラサラの吹き溜まりなので蟻地獄状態になっていて、皆が上がる前にかなりの笑いがありました。
龍棲洞の氷筍。
なんだか今年は凄い太くなってる?
ドーナッツ状の木の枝。
遊びすぎて疲れたかと思いきや、元気にゴール。
さすが山仲間のグループです。
なおちゃん、あんちゃん、ゆっきー、おちゃっこさん、お疲れ様でした!!