越後駒。
2019/9/22。
遠方から来ている登山団体ツアーのガイドで越後駒ヶ岳に行ってきました。
百名山の駒ヶ岳というと、甲斐駒と木曽駒が圧倒的にメジャーです。
私としては越後駒と会津駒ケ岳の方が近いので、「えちこま・あいこま」と略して呼んだりしてます。
一般の人だと、えちこま・あいこまという呼び方は何だかおかしくてクスっとなるそうです。
銀山平の宿に前泊。
食事が豪華です。
旅行気分でにっこりの私。
*ビールジョッキは雰囲気を出す為に持ってるだけで、自分は飲んでません。
何故、こんな豪華なお宿にわざわざ前泊するかというと...
朝が飛んでもなく早いからです。
コースタイムで往復12時間近くかかるので、休憩や食事時間を考えると12時間以上。
ということで、朝の4時半とかには歩き出します。
12時間以上かかるんなら、朝4時半でも遅いんじゃない?と思う人も居るでしょうが...
ここのコースタイムはからくりがあって、登りは普通に歩いてて休憩を取りながらでも、コースタイムより1時間以上早く登れます。
でも、下りのコースタイムはカツカツなので、登りで早く登れたといって、下りもそのつもりで居ると痛い目に合います。
朝焼けと雲海。
奥只見湖が有るので、標高が低い位置から雲海ができやすいです。
早朝歩き出しならではの景観ですね。
すっかり明るくなって、越後駒ヶ岳の山頂が見えてきました。
前駒の辺りからの眺め。
あんなに尖って見えていた山頂も、近づいたら凄いなだらかです。
「あれが山頂なんですよ」と言ってもなかなか伝わらず、もっと奥に行くとか左の方に行くとか想像しちゃうお客さんが多いです。
山頂手前の駒の小屋。
休憩におトイレに助かります。
管理人さんが居ますが、食事等を提供する営業小屋と違って時間に余裕がある為、登山客が休んでいると話しかけ色々教えてくれる人も多いです。
(管理人さんは当番制)
いつ雪が降ってもおかしくない季節に一輪だけお花が咲いてるな~と思ったら、ヒメウメバチソウでした。
分布域が非常に限られているそうですが、尾瀬の至仏山では沢山ではないけど見かけます。
駒の小屋から、ほどなくして山頂。
山頂から見た中ノ岳。
奥には至仏山や上州武尊山が見えてます。
なんと、お客さんの中にこの越後駒ヶ岳で日本百名山を踏破になる人が居らっしゃいました。
思わず一緒に記念撮影。
下山路。
超長いです。
登りは団体ツアー登山でもコースタイムよりもかなり短く登れるのですが、下りはほぼほぼコースタイム通りになります。
オヤマボクチが有りました。
新潟というとお蕎麦のつなぎには使ってませんが。
翌日、平ヶ岳に行くはずでしたが強風の為に中止でした。
2019年9月22日。