槍ヶ岳へ。
8月20日、上高地入り。
槍ヶ岳へ行ってきました。
当初の計画ではそこから穂高へ抜けようと思ってたのですが、台風も接近してきていて雨予報だったので、大天井から常念、蝶ヶ岳へというルートへと抜けることも考慮しながら、まずは槍を目指す。
前日夜に沢渡に入り、車中泊をして朝一番で上高地へ。
梓川と河童橋。
林道に動物の新しい死骸が。
小さいし前足が貧弱だからヒミズかな。
梓川沿いの林道。
ノコンギク。
アザミが咲いてました。
上高地まで来たんだし、近所の山で見かけないような種類かな?と期待してたんですが、ノアザミかな。
アザミの仲間では最も早く咲くし、群馬なら8月中旬はとっくに咲き終わってるからこの時期に咲いてるアザミとしては除外されがちですが・・・上高地だと7月中旬から8月中旬まで咲いてるらしいですね。
フジアザミ・・・かな?
咲く前のツボミ。
センジュガンピ。
槍沢の辺りまで来ると、見慣れた高山植物が多くなります。
梓川沿いだと、外来種や里の花も多く混じるので、花の種類を考えるのに結構惑わされます。
槍沢ロッジで休憩。
岩に槍見と書かれているので、この岩を見て「槍ですか!?」と言う人も居ますが、もちろんこんなに近く有りません。
カブト岩というやつですね。
林内の道は急ぎで歩いてたので、あまり花は良く見ないで通り過ぎてました。
「ミソガワソウかな~?ラショウモンカズラかな~?」と気にしながら通過。
この標高と植生だと、どちらがあってもおかしくないですしね。
槍沢キャンプ場で一息。
おトイレが凄い綺麗なバイオトイレになってました。
前はホースで汲んでた水が蛇口式になってますが・・・何も注意書きは無かったけど、以前と同じなら沢水の筈。
流し台が設置してあるプレハブを軽く覗いて見ましたが、濾過するような機材は入って無さそうですし。
まだ沢沿いですが、だいぶ高山っぽい感じになってきました。
ツバメ岩と中岳が良く見えています。
タテヤマアザミ、かな?
クロトウヒレン。
クロトウヒレンもシラネアザミも基本的に同じ花(高山型がクロトウヒレン)なので、
横から撮影して花柄の長さを見比べないと、どちらなのか断言できないのですが…
しゃがむのが面倒で真上から撮ってしまいました。
まあ、クロトウヒレンでよいでしょう。
エゾシオガマ。
ムカゴトラノオ。
ミソガワソウ。
オトギリソウ。
葉をじっくり観察は出来なかったけど、花の大きさとか生えてる地形から言えばイワオトギリかな。
ミヤマアキノキリンソウ。
一面に咲いてました。
圧巻ですね。
途中に有る、冷たい湧き水の水場。
沢水や雪解け水を飲むのはあまり好きではないので、有りがたいです。
水場を通り過ぎて登山道がグイっと曲がったら、槍ヶ岳が見える角度になります。
ガスってきちゃいました。
雪蝕地形の草原と笹原。
コケモモの実。
イワツメクサ。
イワギキョウ。
ミヤマキンバイ。
イワキンバイとヤヤコシイですが、こちらはしっかり葉っぱのみの撮影もして確認したので間違いないでしょう。
同行してたネイチャーガイド系の人はミツバツチグリと言ってましたが、さすがにこの標高まできたらミツバツチグリは混ざらないと思います。
ヨツバシオガマ。
チングルマの果穂と、シラネニンジン。
タカネヒゴタイ。
殺生ヒュッテ。
ここまで上がってきても、ツメクサ類がイワツメクサのみでした。
時期的な問題なのかな。
タカネヤハズハハコ。
槍ヶ岳山荘到着。
まだまだ時間があるので、今日中に槍ヶ岳に登ってヒュッテ大槍まで行けば、明日の大天井、常念が楽になると思っていたら・・・
突然振り出す雨。
というわけで、ここで一泊して明日の早朝に槍に登ることに。
天気予報でも、明日の朝の方が断然良い予想になってたので、その方が間違いないだろうと。
続きは次回の更新で。
2018年8月20日、上高地~槍沢。