谷川岳トレッキングコース。
谷川岳周辺整備の完成式典に行ってきました。
谷川岳エコツーリズム推進協議会というのが、みなかみ町で発足してます。
その一環で、一ノ倉沢から湯檜曽川沿いのトレッキングコースの整備を進めていたらしく、その完成式典の招待状が届いたので行って来ました。
車で谷川岳に向かう途中に一枚。
しばらく雨が多かったので、一気に雪がなくなりました。
一ノ倉沢。
残雪期も迫力がありますね。
式典開始。
整備事業のひとつ、一ノ倉の新しい概念図。
前のものは絵だった上に、あちこち消えたり取れたりして分かり難いでしたが、これではっきり分かります。
いよいよトレッキングコースへ。
谷川岳の植物の本を出版している阿部先生が講師でした。
一ノ倉沢。
雪渓がぶ厚いですね。
歩き出してすぐにナエバキスミレ。
早速谷川岳らしい花です。
ミヤマモミジイチゴ。
ブナ林に入る。
ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)。
オオイワカガミ(イワウメ科)。
これも日本海性の花。
尾瀬のイワカガミに比べて、やたらと大きな葉がついてます。
エゾユズリハ(ユズリハ科)。
コシアブラ。
エンレイソウ。
一昨日の尾瀬では咲き始めでしたが、ここでは終わりかけ。
実になってるのもありました。
その昔炭焼きをしていた跡。
タチツボスミレ。
道中、ほとんどオオタチツボスミレばかりだったんですが、一輪だけ見つけました。
コマユミ(ニシキギ科)。
私はいままで単にマユミの小さいものかと思ってたんですが、阿部先生に聞いたらコマユミでした。
ムカデと見まごうばかりの大きなヤスデ?っぽいの。
今回のコース整備の目玉の一つ、人道橋(仮称)。
何を隠そう、ここは今まで橋がありませんでした。
(トレッキングコースだと言うのに!)
鉄砲水や冬の大雪ですぐに駄目になっちゃうんですが、流されたりしてもすぐに回収、取り付けができる構造だそうです。
ゼニイレ沢。
ラショウモンカズラ(シソ科)。
これもこのルートには多い花です。
エチゴキジムシロ(バラ科キジムシロ属)。
普通のキジムシロかと思いきや、日本海性のエチゴキジムシロだそうです。
サワハコベ(ナデシコ科ハコベ属)。
湿った辺りで足元に小さく咲いてます。
ムラサキヤシオ。
尾瀬なら文句なくムラサキヤシオなんですが、この辺りだとトウゴクミツバツツジの可能性あり。
遠いところだと見分けが付かないのでムラサキヤシオということで。
出口に近い辺りでサワフタギ(ハイノキ科)
短い距離なのに、花や見所のある植物が多いですね。
人も少ないからゆっくり見て回れますし。
JR東日本の協力を得てのコース整備ですが、うまく整備していけば良いコースになりそうです。