早春の尾瀬ヶ原。
5月28日、尾瀬に行ってきました。
6月から忙しくなる尾瀬のガイド仕事に備えて、尾瀬ヶ原の下見に行ってきました。
今年、尾瀬の仕事を手伝ってもらうKinちゃんと一緒に鳩待峠ルートで入山。
至仏山の上にうっすらと雲がかかってます。
今日はかなり寒い日ですが、早春の尾瀬はこれくらいがあたり前。
歩き出しは3℃くらいの気温でした。
雪の中から顔を出してるキノコが。
天然のエノキですね。
林の中から、フィーチョッチョというさえずり。
クロジでした。
マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)の花はまだツボミ。
イワナシ(ツツジ科イワナシ属)。
日当たりにもよりますが、山道では一番多く咲いてました。
エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)。
これも山道でこの時期はイワナシと並んで目立ちます。
山ノ鼻に到着。
山小屋の壁にイワツバメが巣づくりをしてました。
山ノ鼻から尾瀬ヶ原へ。
まだほとんど花は咲いてません。
途中山道にあるテンマ沢田代がちょうどミズバショウがたくさん咲いてました。
湿原内、池塘のあちこちにヤマアカガエルの卵がありました。
冬の間に産卵を済ませてしまう個体が多い。
木道上にテンのフンらしきもの。
鳥の羽と骨が混ざってました。
ワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属)の花。
今年はワタスゲの花が多いです。
6月の終わりには、白い綿状の果穂が一面に実りそうです。
振り返って至仏山を眺める。
だいぶ雲をかぶってきました。
ヤチヤナギ(ヤマモモ科ヤチヤナギ属)の花。
ショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)。
スプリングエフェメラルの代表種ですね。
山道から湿原まで咲いてました。
木道沿いはミズバショウの住みよい環境。
木道下は咲いてます。
下ノ大堀川のビューポイント。
ミズバショウが咲き誇ってます。
至仏山頂に雲が僅かにかかってるのが残念。
晴れ待ちのカメラマンがいっぱいいました。
リュウキンカ(キンポウゲ科リュウキンカ属)。
竜宮まで来ると、結構咲いているのがありました。
竜宮近くのリュウキンカとミズバショウの群生ポイント。
ニホンジカの食害跡が広がってました。
沼尻川の拠水林、ミヤマエンレイソウ。
まだツボミが開いてません。
福島県側に入って、下田代の湿原でタテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)。
まだ咲いているものは少ないでした。
六兵衛堀近くにザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属)の咲くポイント。
六兵衛堀。
見晴にてヒメイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。
見晴にはキクザキイチゲも多いです。
スプリングエフェメラルの代表格。
赤田代分岐から東電小屋方面へ。
アオダイショウ。
寒いせいか、ピクリとも動きませんでした。
東電尾瀬橋を越えて、ミズバショウの群落。
東電小屋のミネザクラ。
東電小屋からヨシッポリ田代に行くまでの間。
山からの小さな水流が豊富なので、花が咲くポイントが点在してるから飽きないですね。
ヨッピ吊橋を越えてから、モウセンゴケ(モウセンゴケ科モウセンゴケ属)をやっと見つけました。
新しい芽が開き始めましたが、まだまだ小さいです。
鳩待へ戻る山道で、極小サイズのミズバショウ。
木道の隙間にタケシマラン(ユリ科 タケシマラン属)。
ランの名が付いてますがユリ科です。
凄く小さいので見つけづらいです。
山道は登りの方が見つけ易いですね。
鳩待沢沿いにオオカメノキの花。
ブナの根の上にウスバサイシン(ウマノスズクサ科)。
去年も同じ場所にあった記憶が。
数はそんなに少なくないんですが、いかんせん見つけづらい花なので。
鳩待峠からの帰り。
尾瀬高校さんの環境教育棟を見学させてもらいました。
立派な施設ですし、生徒達の活動も充実してますね。