四阿山。
2016/3/3。
ガイド仲間と一緒に四阿山のコースのチェックに行ってきました。
今年は標高の低い山でのスノーシューハイキングは早々に出来なくなりそうなので、早めに高山帯での残雪期登山に切り替えようと思ってます。
その四阿山でも、今年は例年よりもだいぶ雪が少ないと聞いて、ツアーが可能かどうか積雪具合のチェック。
登山ツアーでは牧場側や鳥居峠から入ることが多いのですが、今回は雪山入門の初心者向けにパルコール嬬恋のゴンドラからのアクセスです。
下見に行った前日に大きな寒波がやってきたため、この時期の四阿山にしては珍しく結構なラッセルを強いられました。
平日だから他の人のトレースも付いてなかったですし、思ったよりも雪が深い。
途中で、地元のペンションをやっているというご夫婦に遭遇。
「例年より2mくらい少ないかな~」という話でした。
エビの尻尾が出来るほどの寒波と強風でした。
そのおくには草津白根と横手山、岩菅山。
雪不足と2月の高気温の為にスノーモンスターが成長してませんでしたが、森の中の日陰に子供サイズのスノーモンスターを発見。
越後の方からだんだんと雲がかかって来ました。
今日は北アルプスや南アルプス側の視界が殆どなくて、北側の視界が良かったのですが、少しずつ雲が広がる傾向でした。
さー、山頂へのナイフリッジです。
夏は幾つか鎖場もあったはずの所。
強風で砕かれたサラサラの粉雪で蟻地獄のようになっていました。
地元の人も「今日は稜線の雪が悪い~」とのことでした。
稜線上から少し風上側の斜面を巻いただけで、結構なアイスバーン。
気温マイナス15度前後、風速も10m以上なのでかなり厳しい雪山になってました。
細いナイフリッジに上がる。
根子岳。
牧場から四阿山に上がって根子岳を経由してまた牧場に下りるパターンは結構定番です。
瞬間最大風速が吹くと、画面が真っ白になるくらいでした。
片道約4km、標高差300mほどの初心者コースですが、標高は高いので気温や風速には要注意です。
今年は雪不足で、低山でのスノーシューガイドが早めに出来なくなりそうなので、前倒しで標高が高い山頂でのガイドを予定していいます。
3/3日 四阿山・パルコール嬬恋ゴンドラルート。