春先の尾瀬の様子。
5月末から6月上旬頃。
6月はほとんどのお仕事が尾瀬でした。
毎日のように尾瀬に行くので、新着情報にも全くアップしてませんでしたが、何時の間にか7月になってしまっていたので慌ててアップ(しかも数日分ずつまとめて)。
5月29日。鳩待峠。
今シーズン初尾瀬。と言うと語弊がありますね。
2週間ほど前までは、スノーシューで尾瀬ヶ原を歩いていました。
グリーンシーズンのハイキングとしての尾瀬の仕事始め。
イワナシ。咲いてる場所によって花期がだいぶずれるので、周囲に雪がある時期でも見ることはできます。
全部はとても除雪しきれませんが、山小屋関係者やガイド協会の皆さんで頑張った後。
私はその日、ガイド仕事が入ってしまったので除雪に参加できませんでした。
テンマザワ田代の水芭蕉。
ミヤマスミレ。
場所によって咲く時期が違うのもありますが、同じ場所でも位置によって開花時期が変わります。
ここは、大木の幹のこぶの上に咲いています。
根本や地面は雪の中でも、ここは一足先に春になっているわけです。
尾瀬ヶ原に入って直ぐの辺り。吹き溜まりが多いのか中々雪が溶けません。
へこんでいる部分は、今は水溜りになってますが普段は乾燥している部分。
池塘ではありません。
強いて言うならケルミシュレンケのデコボコです。
中央に向かって進めば、雪解けも早くなっています。
ワタスゲの花。
パッと見ても、凄くワタスゲの量が多い。
今年はワタスゲ大豊作のはず。
池塘に残った雪塊。
下ノ大堀川のビューポイント。
雪解け水の量が多いので、眺めが綺麗です。
それでも鹿の食害のせいで、だいぶ荒れているらしい。
ショウジョウバカマ。
まだ咲きかけ、と言った感じですね。
湿原のものは花丈が低い気がします。
風除けがないから上に伸ばさないのでしょうか。
不断は尾瀬ヶ原ですが、雪解けが多いと尾瀬池になってたりします。
逆さ至仏が綺麗ですね。
6月に入って、6/3.
山道ではムラサキヤシオが咲き始めました。
日当たりの良い場所だけですが。
テンマザワ田代。
数日前はもうちょっと雪が残っていて、奥にある水芭蕉の群落に雪の上を歩いていけたのですが、
今日はもうちょっとそれは遠慮しよう、というくらいの積雪になってました。
前回は咲きかけだったショウジョウバカマ。
だいぶきりっと本咲きになりました。
モリアオガエルの卵。
早いっ!?
でも今年は全体的に見てモリアオガエルの卵塊は少ないでした。
翌日。6/4日。
研究見本園。
例年、水芭蕉の状態が良くない時でも結構見れるので、重宝する場所ですが。
今年は他のところでも十分ミズバショウが沢山咲いているので、相対的に行く機会が少ないです。
ここは普段から安定して咲いてるだけあって、ミズバショウの当たり年でも、ほとんど普段と変わらないですね。
尾瀬が原に入ってすぐの所。
ここは数日前まで雪のまだら模様になっていたので、まだミズバショウが咲いてませんが、
この後、例年に類を見ないほどミズバショウが出てきました。
キクザキイチゲ。
一輪だけ咲きかけを見つけました。
2017年5月下旬から6月初旬の尾瀬ヶ原。