尾瀬ヶ原にて。
芳ヶ平ボランティアガイド講座。
尾瀬と同じくラムサール条約に登録されている、草津・芳ヶ平湿地群。
そこでは今、芳ヶ平ボランティアガイドの育成講座が行われています。
かなりしっかりしたプログラムを複数回行って、きっちり受講しないと登録することができないそうです。
そのプログラムの一環として、同じく群馬県内でラムサール条約登録地である尾瀬に研修に来ていただきました。
私は、尾瀬ガイド協会から講師として派遣されて、通常のガイドと環境教育のガイドとの違いなどを説明させていただきました。
鳩待峠から山ノ鼻経由、牛首分岐で折り返しで、ビジターセンターで意見交換や振り返りなど。
私が担当した班の受講生がストップウォッチを持って、私が話をしていた時間を計っていたそうです。
鳩待峠で面会して挨拶が始まってから、山ノ鼻に到着するまでの100分間のうち、私が話をしていた時間が70分間あったそうです。
よく喋るガイドではありますが、普段はこんなに喋りません。
普通なら無意識に、もしくは黙って行っているような行動や動作が、何故そうなるのか何故それが必要なのか、どういう意味があるのか、等々を逐一巻き戻して説明しているわけですから、普段の倍以上は話をしたと思います。
それにしても喋り過ぎですね私。
真夏の尾瀬ヶ原、私は結構好きです。
お花はちょっと減ってきますけど、夏前半なら十分多い時期だと思います。
ノアザミ。
尾瀬のアザミの中では真っ先に咲く花です。
遅れて、やっと他のアザミ類が咲き始めました。
それでもまだ、大半がノアザミですね。
まだ盛夏とは言えないようです、尾瀬ヶ原。
それでも、夏の花として真っ先に思い浮かべるのが、この手のユリ類。
コオニユリ。
咲くのが遅れてるのか、個数が少ないのか、この手のユリの仲間がいささか少ない気がします。
この気温なら、もう咲いてても良さそうなものですけど。
拠水林のヤブの陰にクルマユリをやっと一輪見つけました。
コバギボウシ。
先週はツボミのものが多くて開ききった花はあまり無かったのですが、今が盛りになりました。
ギョウジャニンニクもすっかり花が終わって実になりかけてます。
真夏の尾瀬ヶ原も、草が青々と眩しくてよいですね。
去年はまったくと言っていいほど咲いていなかったキンコウカですが、今年はよく咲いてます。
山仕事の合間に、登山靴のメンテナンス。
梅雨時から、梅雨明け後も雨が多くて、ぬかるみでだいぶ靴が汚れました。
綺麗さっぱりお手入れ。
靴底剥がれの靴の修理。
これはさすがに仕事では使わないで、近場でのプライベート用にお下がりです。
クライミングシューズ新しいのを買いました。
上の靴底が剥がれてしまったアプローチシューズの代わりに、足入れが良いタイプのものを大きめサイズで購入。
アプローチシューズと兼用でそのまま登るのに使おうかなと。
オールレザーの登山靴。
一昔前のものなら、お手入れしながら一生モノで使えたのでしょうが、今のものだと、どんなにお手入れしても結局革以外の部分がどんどん劣化していきます。
2017年8月2日、曇り晴れ。
尾瀬ヶ原。