春の近況報告。
三国街道トレッキングなど。
2017-2018シーズンの雪のツアーが5/6を持って終了しました。
通常の年ですと、この後に尾瀬ヶ原スノーシューツアーを開催したりしていたのですが、
今年は数十年に二回という雪不足。
残雪期のツアーは早々に終了となりました。
5月14日。
みなかみ山岳ガイド協会のメンバーで、春のトレッキングガイドツアーの研修に行って来ました。
ブナの新緑が美しい時期です。
モミジイチゴの仲間。
ミヤマとか色々バリエーションがあるのですが、あまり細かく見分けるのは大変です。
ニシキゴロモ。
私はニシキゴロモと判別しましたが、同行の他ガイドでキランソウと言う人も居て、折り合いがつきませんでした。
ツクバネソウ。
ムラサキヤシオ。
良く似た花で、トウゴクミツバツツジも同じ地点に合わせて咲きます。
葉っぱの枚数が全然違うので、葉っぱが見れる距離ならすぐに判別がつきます。
新米のガイドさんが「ミツバツツジ」と言い出して「区別の仕方は雄しべの本数がうんぬん・・・」と言い出したのでビックリしました。
図鑑やインターネットの知識だけで憶えてるとそうなってしまう例です(汗。
雄しべの本数が数えられる距離になる前に、葉っぱで用意に区別がつきます。
ミズナラ。
赤谷の森の案内マップに「V字ミズナラ」って書いてあるのはこれかな?
V字なってるのはいくつもあるので、確定は出来ませんが、これが一番立派そう。
チゴユリ。
オオカメノキ(むしかり)。
ナガハシスミレ。
ウスバサイシン。
周りに茶色いのもありましたが、この一角だけまとまって色が緑っぽいでした。
ミドリウスバサイシンと呼ばれるものほど、綺麗に緑では無いです。
単なる、時期による花色の変化なのか、それとも地質とかによって花の色が薄くなってる個体なのか。
林内にサンリンソウ。
すぐ近くだけど、開いた道に出てニリンソウ。
ニリンソウと同じ地形に、ヒゲネワチガイソウ。
エイザンスミレ。
ナエバキスミレ。
蛇紋岩地や乾燥した稜線に咲くものは特徴がはっきりするのですが、普通の登山道に咲くと、基本種のオオバキスミレと区別が難しいです。
茎が赤いことや、葉に光沢が有ることで一応ナエバキスミレとしています。
でも、地元の植物の先生によれば「ナエバキスミレはオオバキスミレの単なる変種なので、区別が難しいときはどちらで名前を読んでもかまいません」だそうです。
新入会員のガイドの研修会も兼ねた、下見でしたが来週は本番です。
ちなみに、お昼休憩までの間に各メンバー合わせて10数引きのヤマビルがたかってました。
2018年5月14日。