尾瀬認定ガイド検定。
2019/9/11から12日。
今年度の尾瀬認定ガイド制度の資格試験の実地検定。
私は初年度から認定ガイド資格を取得していますので、試験を受けたわけではなくて検定員でした。
日中のガイドの模擬の他に、搬送練習など(搬送は試験ではなく講習)。
夜。山小屋内でのキネシオテープの練習会。
私はキネシオテープはあまり使わない派ですが・・・。
受験者の内の一人が、みんなに配ったツルコケモモの実。
尾瀬にも成っていますが、もちろん尾瀬では採取できません。
自宅で育てている園芸品種だそうですが、尾瀬で咲いているツルコケモモの実を、実物は味わえない代わりに持ってきて皆に配ると言う心意気です。
こういう気配り、私もあまりしたことがないので、うならされました。
尾瀬沼から三平峠に上がるば、そこで試験終了。
試験もあと10分ほどで終わろうと言うタイミングで、もう話すネタが無くなってきます。
足元を見てもらえば、オオシラビソの実を何者かが食べた跡(明らかに、勝手に落ちてきたものとは違う)。
「これが何が食べたか正確には分からないとしても、食べ方を観察して、何が食べたのかをお客さんと相談しあうだけでも充分自然観察なんですよ」とちょっとだけアドバイス。
試験項目がおおざっぱなので、試験管の感がえかた一つで判定が厳しくなったり、甘くなったりしますが...
私は落とす為ではなく、引き上げる為の検定だと考えています。
勿論、ガイド適性が無い・身に着けるつもりも無いという感じの人は落とすしかありませんが、幸い今のところそういう人に当たったことはありません。
少なくとも、自然解説の知識が少なかったとしても、10数年前に自分たちが初心者ガイドだった時のレベルを上回っていて、更に向上しようという意思が見られればそれでOKかなと思ってます。
尾瀬認定ガイド制度が始まって12年。
年々ガイドの質が上がってきていますが、その12年分の蓄積を上乗せした現在のガイドの実力を基準にして試験してたら殆どの人が落ちちゃいますしね。
見晴に有る、桧枝岐小屋の夕食。
お昼ごはんは、長蔵小屋の玄関部分のメニューのカレー。
このカレーが大好きです。
2019年9月 尾瀬。