馬蹄形へ。
2019/10/03~5。
バスツアーのガイドで谷川岳の馬蹄形縦走へ。
西黒尾根から上がっていく。
森林限界になる手前からもう紅葉が始まっていますね。
あいにくのガスとちょっと冷たい風です。
ザンゲ岩が見えてきましたが、その辺りからガスの中です。
ザンゲ岩のちょっと下に有る、なだらかな岩場。
カメラを傾けて撮影すると、クライミングしてる様に見えます。
この日はガスが濃く、何も見えないので山頂には寄らずに肩の小屋に直行して宿泊。
翌日、オキ・トマと両方の山頂を経由して馬蹄形の蓬峠を目指します。
概ね曇り予報なのですが、今日は昨日よりましです。
昨日は日本海側から雲が押し寄せて太平洋側にまで雲が包んでいましたが・・・
今日は馬蹄形内側(太平洋側)はびっしり雲が詰まっていますが新潟側は時折ガスが晴れて周囲が見えます。
時折、こうやって稜線が見えてきます。
この紅葉が見れただけでOKです、というお客様も。
そういえば、この2日前にこの稜線を目指して歩くと言う登山者に出会った時に「稜線は紅葉が綺麗だと思いますから、頑張って」と言ったら...
「この時期に紅葉!?そんな馬鹿な!」という返事が返ってきました。
確かに裾野の清水街道はTシャツで歩くような暑い日で、木々もまだまだ緑に茂っている時期です。
が、谷川岳は標高はそんなに高くないのに裾野と稜線で季節が段違いなんですね。
こちらは、黄葉と笹の緑。
美しいです。
茂倉岳のちょっと手前に有る湿原地帯。
草紅葉が綺麗ですね。
笹平と武能岳。
蓬峠すぐ裏の湿原。
草紅葉も終わりかけてますね。
二日目の宿。ヨモギヒュッテ。
夜は濃いガスと雨。
早朝、真っ暗な中でヘッドライトで出発。
清水峠に到着(だいぶ途中省きました)。
ここで、清水峠で発見されたミヤマクルマバナが僅かに残ってるのを見つけました。
紅葉も終わろうと言う時期によくぞ咲き残っててくれました。
もちろん他の山域にも有る花なのですが、ここで発見されたという花をまさにその地で見れればうれしいですよね。
JR巡視小屋。
谷川岳で一番立派な山小屋です。
企業の所有物なのでカギがかかってて使えませんが...
朝日岳を目指して上がっていく途中に有る湿原。
草紅葉の中にで、鮮やかな見事な苔が美しい場所なんですが...写真の撮り方が悪く美しさが伝わりません。
風が吹きすさぶ朝日岳。
「今日は後半に晴れてくる筈なんですが、もしかしたら下山後になるかもしれないし、途中で雲海になるかも」と言いながら歩きます。
真っ白なガスの中を歩き、笠ヶ岳まで来て少し視界が取れてきました。
笠ヶ岳から降りながら、いきなり晴れてきて、驚いて歩いてきた道を振り返ります。
谷川岳や一ノ倉も見えてきました。
3日かけて歩いて来た稜線を見て、涙ぐむ人も。
稜線の向こうは雲海になっていて、滝雲として流れ込んでいました。
最後に感動の風景が見れました。
2019年10月3~5日。