越後の山から群馬の山へ。
2019/10/07から9。
バス登山ツアーのガイドで、再び越後へ出張。
銀山平の旅館に前泊し、真っ暗な中越後駒ヶ岳枝折峠の登山口へ。
ヘッドライトで足元しか見えない中、しばらく歩いて...
やっと日の出。
途中には奥只見湖が有り、日が昇る前から雲海になっていたのですが...
それが周囲の山から漏れ出して滝雲になりました。
早朝ならではの美しい景色ですね。
遠くに朝焼けの越後駒ヶ岳。
モルゲンロートで赤いのと、恐らく紅葉も良い感じなのが相まって見事に赤くなってます。
九州からのお客さんなので、現地の名物のお菓子を貰いました。
超美味しい!
前駒の辺りまで来て。
小屋の前にある鉄塔みたいなのがうっすら見えてます。
(拡大しないと分かりません)
中ノ岳の方角を見ると...
左には明日登る予定の平ヶ岳。
ロールケーキように雲が山脈に張りついていて見えません。
結構な強風が山に当たっている時に出来る雲です。
山頂直下の草原。
黄金色ってやつですね。
稜線に出て八海山。
山頂到着。
そんなに広くないのですが、平日ということと事前の予報ではあまり天気が良くないと出てたせいもあって、人が少なくてゆっくりできました。
中ノ岳の右は巻機へと続く稜線。
こっちも雲が分厚く張り付いてます。
下山開始。
こっちの方向も向こうの山は雲を被っています。
実はこの日、周囲の山ではほとんど雲をかぶり、平ヶ岳では雨が降っていたそうです。
越後駒ヶ岳だけで、奇跡のようにお天気が良かったです。
駒の小屋で休憩。
もうすぐシーズンも終わりだと、管理人さんがちょっと寂しそうでした。
百草池。
登山道からはよほど背が高い人じゃないと良く見えないのですが...下山中には目立ちますね。
リンドウの花。
オヤマリンドウかな?
翌日、平ヶ岳に登る予定でしたが...朝三時に起きてむかいましたが雨が降っていて中止。
平ヶ岳の場合、山に登ることが出来る程度の雨でも途中の中ノ俣林道が車で通れなくなる可能性があるので、ちょっとした雨でも中止になります。
代わりに群馬まで戻って来て一ノ倉の林道のハイキングコースへ。
百名山を踏破するツアーのお客さん達なので、こんなハイキングコースでの時間潰し程度ではガイドなど要らない筈なのですが...
「せっかくなので、今日も平ヶ岳の代わりにガイドお願いします」と言われて一緒にここまで来ました。
今年はドングリが不作なので、動物たちがあちこちで活発にドングリをむさぼった跡が見ることができます。
これは皮が綺麗に向かれてるから小動物かな...?
道沿いのあちこちに落ちているドングリの枝。
風で落ちたものではありません。
風が一番に当たらないような位置の枝も折れてますし、だいたい折れた枝が枝先ではなくて木の中心部に向かって並んで折れています。
これは小動物には出来ない仕業ですね。
犯人。熊さんが木に登った爪痕。
うっかり、どんぐりを食べた熊のふんを踏んでしまいました。
まさにドングリ色をしていてい、消化不良を起こさせる成分のせいで、柔らかいペースと状になってます。
ヤマブドウも、今年は少な目。
叩くと胞子を飛ばすホコリタケ。
雨が当たるたびに胞子が飛んでて思わずみんなにっこり。
雨で濡れてしまい、生憎のトレッキングになりましたが...
『地元のガイドさんに説明を聞きながら、トレッキングするのって楽しいですね』と言っていただきました。
そして翌日。
赤城山へと一緒に行きました。
赤城山は簡単な山なので、ガイド無しで添乗員さんとお客様だけで登る予定だったそうですが...
昨日一昨日とガイドの評判が良かったので、ついでに最終日もお願いします、と言われて急遽ガイドを依頼していただきました。
富士見のポイントから、久しぶりに富士山見えてました。
ちょっと風が吹いて寒かったですが、何故か奇跡的に山頂の風が弱くてラッキーでした。
山頂直下の斜面では北北西の風が巻いて休憩にも困るほど、なのに風が直接当たる筈の山頂が無風だったのにはびっくりです(風が止んだわけではない)。
山の不思議ですね。まだまだ、経験や勉強をしてもしたりません。
2019年10月7~9日。