最近の近況です。
夏の一ノ倉ハイキングルート。
業務再開にあわせて、一ノ倉トレッキング(R291)のお散歩をしています。
不要不急の外出を控えて、というライフスタイルにあわせているとガイドも驚くほど歩けなくなっているので、こうやって足慣らししていきます。
一ノ倉電気バス。
暑い夏ですが、ブナの森に入るとかなり涼しいです。
盛夏になると花の数は減ってしまいますが、実が出来ている植物もあります。
カエデドコロの実。
オニドコロの仲間ですが、葉がカエデに似てるのでそういう名前が付いています。
同じカエデドコロですが、こちらは花が咲いています。
地形が複雑なので、数分歩いた距離で実になっている個体や花が咲いている個体など、変化が激しいです。
ツリバナの実。
この辺は、オオツリバナ、ヒロハツリバナと複数種類が並ぶので見分けが大変です。
*葉が大きいと日本海性多雪地帯のエゾツリバナになるそうですが、中間的な大きさのものもあったりして、どの大きさからエゾになるのか、悩みます。
アカソの花。
地味です。
『お花が咲いてますよ』と言って、これを見せてもお客さんはあまり喜ばないかも。
キツネノボタン。
花と実が両方ついてます。
この辺はキツネノボタンとケキツネノボタンと両方有るのですが...以前は単純に「茎に毛が生えている」と教わって、その他に葉や花柱の形状で見分けるとか言われてましたが...
最近では、それでは区別することが出来ないということになり、種子で見分けるそうです。
まだ種子が完成していないので、区別できませんね。
ウリノキの実。まだ出来かけです。
トリアシショウマの花。
良く似たヤマブキショウマと同じ場所に咲くので、見分けが大変です。
トリアシショウマの葉っぱ。
葉で見分けるのが一番です。
花の太さで見分けるという人も居ますが...花の盛り、終わりかけ、咲きかけで花のボリュームも変わりますし、花だけで見分けるはちょっと難しいです。
キク科の白い花。まだツボミです。
この道沿いで見かけたらシロヨメナかオオヤマシロバナのどちらかだそうですが...見分けがつきません。
遺伝資源の保存林の看板が新しくなってる!
昨年までは、上半分が割れてしまっている木の看板でした。
熟す前のトチの実が沢山落ちてました。
エゾアジサイ。
森に入ったところでは咲き終わってドライフラワーでしたが、10分も歩いて森の奥に入ると、まだまだ新鮮なのが咲いてます。
ヌスビトハギ。
エソアジサイという、蝦夷の名前まで付いている多雪地域(日本海性)の植物の隣に、こんな普通の里山の雑草が咲いています。
この雑多な植生が、生物多様性の高いことを表してますね。
クサアジサイ。
ウワバミソウの花。
山菜名のミズとかミズナの方が有名でしょうか。
ミヤマイラクサの花。
山菜でもあり、私たちは普通に「イラクサ」って呼んでますが、南関東の山地にあるイラクサとは別種です。
とは言え、この辺にはこれしかないので「イラクサ」って普通に呼んじゃいます。
オオカニコウモリの葉。
ヨツバヒヨドリ。
この辺は普通のヒヨドリバナやサケバヒヨドリも有ったりしますが、ヨツバヒヨドリの方が良く見かけます。
エゾアジサイ。
綺麗なので、ついつい何度も撮影してしまいます。
リョウブのツボミ。
ホトトギスの花。
以前タマガワホトトギスと教わりましたが、最近になって「ニッコウホトトギス」と言われました。
調べてみると、同種の別名と記載されていることが多いですが、ニッコウホトトギスをタマガワホトトギスの一品種として区別する考えも有るみたいですね。
葉裏の葉脈に毛が生えているとニッコウホトトギスという区別だそうです。
あくまでも一品種なので、別種ではないですから、葉裏を見れない場合はタマガワホトトギスと言っても良いのかもしれませんね。
オトギリソウ...の仲間。
葉の黒点や明点でサワオトギリと区別付けるのですが...アップで撮影したのが手振れとピンボケで見ることが出来ませんでした。
1か月以上経ってからページを作成している今となっては、どっちを当時撮影したか覚えてません。
基本種のオトギリソウの方だったかなぁ。
アブラチャンの実。
隣に、クロモジも実をつけてたのですがこっちも手振れで写真が撮れてませんでした。
薄暗い森の中なので、気を付けて撮影しないと駄目ですね。
クルマバハグマ。
まだツボミでした。
ヤマブキショウマ。
一ノ倉沢で岩壁の雪渓。
絶景を見ながらお弁当。
クマイチゴ。
セリ科の花。
セリの仲間はとにかく見分けが大変です。
イブキボウフウかシラネセンキュウのどちらかだったと思うのですが...イブキボウフウかなぁ。
ヤマグワの実。
モミジガサ。
ヤブレガサに近い仲間なのかと思ったら、コウモリソウの方の仲間らしいですね。
ムラサキシキブの仲間。
撮影時はコムラサキかな~とか思いながら写してたんですが、確認してみたらムラサキシキブでした。
こんな感じで、久しぶりにハイキングをしながらお花とか見てると、種類の見分けに迷って大変です。
歩くだけではなくて、お花の見分けかたもリハビリ中です。
2020年7月末日。