旧清水街道調査
2020年8月28日。
みなかみ町のお仕事で、清水街道の道路状況調査に同伴して新潟県まで縦走してきました。
芝倉沢の手前まで、許可車両で移動。
帰路、車のタイヤが2台で3輪パンクしたそうです。
難路なのを伺わせます。
歩き出してすぐに比較的、新しめの熊のフン。
シソ科の仲間、カリガネソウ。
長く突き出たオシベが印象的です。
チシオシモツケ。
三国山地で発見された花。
ミソガワソウ。
シソ科の花は結構似ててややこしいの多いです。
ツルニンジン。
チョウジギク。
8月の末というと野の花や高山植物のピークは終えているのですが、ちょっと歩いただけで沢山の種類の花が咲いてます。
トウヒレン属の花。
今日は道路調査で植物調査ではないので、歩きながらササっと撮影してたのですが、花の状態もあまり良くなくて何の種類か良くわかりませんでした。
自然史博物館の植物の先生に質問したところ、この写真だけだと何とも言えませんが、ちょっと変わったトウヒレンとのことでした。
もっときちんと写真を撮っておけば良かったです。
ベンケイソウの仲間の花。
これも調べてもチチッパベンケイなのかミツバベンケイなのか分からなかったので自然史は突く物館の先生に質問したところ、チチッパベンケイソウと教えていただきました。
チチッパベンケイにしてはシャキっとし過ぎてるけれども、との注釈付きでした。
図鑑などで見るチチッパベンケイとは見た目がだいぶ異なるので迷ってましたが、答えが分かってすっきりしました。
この清水街道で発見された花、ミヤマクルマバナ。
道が崩落して瓦礫に埋まった場所がありました。
新しく道を切り直してロープを張る作業をしつつ、足元にウメバチソウ(恐らくコウメバチソウ)。
それまでは森林の林床の花ばかり見てましたが、崩落して環境が変わったので開けたところが好きな花に切り替わりました。
同じく荒れ地が好きなホソバコゴメグサ。
エゾムラサキ。
谷川連峰でこの花を見たらエゾムラサキと思うようにしてますが、その他のムラサキ科ワスレナグサ属の似た花との区別は実はつけてなかったりします。
機会が有ったら、その辺をちゃんと調べてみようとは思いますが、恐らくこれはエゾムラサキで大丈夫です(高を括るのはあまりよくありませんが)。
清水峠が近づいてくると、ぱっと広がる草原地帯。
この場所が大好きです。
清水峠。
この後は新潟県側です。
新潟県側で撮影したクロクモソウ。
この花、時々しか見ないのでパっと名前が出てこずに「クロ…クロ…」と現場でここまでしか名前が出てきませんでした。
希少種というわけでもないのですが、咲く場所が微妙に限られてる気がします。
湿気が好きなんだけど、水の流れや水のたまり場そのものではなく、ちょろちょろと少しずつ清水が薄く流れ続けてる場所、みたいなところで見かけます。
2020年8月28日。清水街道R291。