谷川岳インフォメーションセンター。
2021/7/14
谷川岳インフォメーションセンター館内案内の当番。
コロナの状況下、来館者は少な目です。
センター裏の斜面にツノハシバミの実を発見。
実がなるまではカバノキ科の仲間の葉かなというくらいしか分からなかったんですが、嬉しい発見です。
ワスレグサ属の何かの茎と蕾も出てきました。
これも花が咲くまで分かりませんが、ニッコウキスゲかカンゾウか。
ヤマモミジの葉の陰にミヤマクワガタのメス。
昆虫も結構観察出来るから嬉しいですね。
将来的には敷地内の自然を生かしてミニツアーを行いたいと考えてます。
トリアシショウマ。
新人のインタプリターの人が、この花が何か分からなくて質問されたのですが…
その人は勉強熱心なのでトリアシショウマの可能性も自分で調べて検討してたらしいのですが「花が鳥の足みたいに3つじゃない」という理由で候補から外れてしまってたようです。
ああ、そういえばそんな風な解説してるHPも幾つか有った気がします。
経験上、花が3本ずつ出ているように見えなくもないことが有る個体も有りますが…そんな風には見えない個体も多いので、私はそれでトリアシショウマを見分けることは有りません。
トリアシの由来は若芽の時(葉が展開する前)の細い状態で三本出てるからだそうです。
この地域ではトリアシショウマを山菜として食べていないので、私はその若芽のトリアシショウマを認識はしてないのですが、その解釈が正解だと思ってます。
私も以前に、トリアシショウマとヤマブキショウマの見分け方を勉強しようとした時に、惑わされたのを思い出しました。
名前の由来などは諸説が平行して存在しますので「花が三本出るからトリアシショウマ」と考えている人が居ても勿論良いのですが、見分けかたとしては通じなかったりします。
2021年7月14日。
谷川岳インフォメーションセンター。