鳥海山。
2021/7/15
秋田県まで出張してガイドをしてきました。
鳥海山の象潟ルートの登山口の鉾立山荘に前泊。
鉾立より、日本海に沈む夕日。
朝焼けを浴びてほのかに赤くなっている鳥海山。
早朝にお客さんが到着して登山開始。
御浜小屋の前から見る鳥海湖。
奥の可愛い丘は鍋森。
御田ヶ原のお花畑。
千蛇谷の雪渓。
東北だから涼しいだろうと思っていましたが、猛暑日でした。
御室小屋で休憩後、新山に向かって登頂開始。
画像は切り通し。
狭い山頂。
団体なので、順番に通り抜けます。
下山しながら振り向くと、谷筋から吹き上げる風が雲となり山頂に向かっていました。
ここからは鳥海山のお花シリーズ。
チングルマ。
鉾立のビジターセンターにはチョウカイチングルマというのが書かれていましたが、現在では区別していないみたいです。
ベニバナイチゴ。
結構な数が有り、登山道のわきを彩ってました。
キタヨツバシオガマ。
これに関してはヨツバシオガマと分けるか分けないか見解が分かれているようですが、私は分ける派です。
通りすがりの登山者の人が「月山のヨツバシオガマと大きさが全然違うな…」としきりに会話してましたが、やっぱり単なる個体差とか成長具合というには違い過ぎますよね。
トウゲブキ。
普段ガイドしている山域では見かけることが出来ません。
緯度が上がっていくと、マルバダケブキからトウゲブキへと植生が変化していくそうです。
ニッコウキスゲと鳥海湖。
タカネアオヤギソウとシオガマとセリ科の何かとニッコウキスゲ。
チョウカイアザミ!
これが見たい花でした。
まだ花期を迎えていない個体が多いでしたが、ルートが長いので随所で早咲きの花を見れました。
深く鮮やかな色合いが良いですね。
ハクサンシャクナゲ。
ミヤマウスユキソウ。
少ししか見つけることが出来ませんでしたが、谷川岳に有るホソバヒナウスユキソウの母種です。
これも見て見たかった花ですね。
ニッコウキスゲのお花畑の奥に日本海。
ヒナザクラ。
これも見たい花でした。
咲く山域が限られる上に、雪解け後に花を咲かせて散るまでの期間が短い為に見るチャンスが限られる花です。
マルバシモツケ。
ホソバイワベンケイ。
イワギキョウ。
イワブクロ。
これも見たかった花の一つです。
鳥海山が生育エリアの南限だそうなので、早々見る機会が有りません。
ツガザクラ。
小さく地味な花ですが…今回見たかったナンバーワンの花、チョウカイフスマ。
鳥海山の固有種です。
2021年7月16日。
鳥海山。