一ノ倉周回ルート。
2016/1/24日曜。
今日は自分のガイド仕事ではなくて、普段お世話になっている岳友舎の中島さんの仕事の手伝いで一ノ倉コースへ。
労山の皆さんの集まりで人数が多い為、複数のガイドが必要ということでヘルプを頼まれました。
スタート前は薄曇と少しの降雪くらいだったのが、段々と風が強く雪も多めに。
今回は、入会して間もない初心者の方達に雪に親しんでもらおうという企画なので、この吹雪はちょっときついかも?
マチガサワの出会いは今、こんな感じです。
完全に埋まりはしませんが、水がちょっと出ている状態。
一ノ倉の出会いに到着。
向かいにあるゼニイレサワ。
雪崩ポイントのひとつでもありますが、今は雪が斜面にまぶされている程度で、アチコチ地肌が見えています。
「あの雪を全部かき集めて、わざわざ運んでこないとここまでは届きませんよね」という程度。
一ノ倉沢を詰める。
前に居る、ヒップソリを担いでいるお兄さんは前のグループから遅れた人です。
さすがに労山の皆さんはそりは持って来てませんでした。
一ノ倉の岩壁が見えてきました。
今日は全く見えないかと思いきや、雪景色の中に岩壁が浮かんでいて荘厳な感じがします。
後ろを振り返ると、白髪門から笠ヶ岳まで青空でくっきり!
沢を詰め始める前は雪に包まれてたのに。
今日は冬型になりかけの状態で低気圧が通過するので、景色がめまぐるしく変わるのは予想がついてたんですが、まさかここまで良い景色になるとは。
目が良い人は「白髪門に登ってる人が見える!」と発見。
見えるものなんでしょうか。
「彼らはこの天気を予想して登ってるんでしょうか?」と聞かれたので、
「いや、この状態を完璧に予想できる人は居ないと思いますよ。それにどうせ小一時間で崩れてきます」と返答。
実際、一時間ちょっと歩いてゴールする前には激しい雪が降り出してきました。
帰りはR291沿いに。
雪が多い時は危ないのであまり使ってません。
顕著な沢以外にも数え切れない沢地形、下が切り立っている地形の罠、法面雪崩の可能性など考えると、雪の量が多い時にはちょっと足を踏み入れる気になりません。
なんと、白髪門側だけでなく、馬蹄形西側の稜線まで晴れてきて武能岳が見えました。
あともうちょっと遅くスタートしてたら一ノ倉も晴れ間の中で見れたかもしれませんね。
とはいえ、この後はマチガサワまで到着する前にはまた天気が崩れだしてしまいましたので、ほんとに小一時間の擬似好天でした。
あまりゆっくりもしてられないです。
ドカドカと雪が降る中、土合に到着して駐車場にて解散式。
労山の皆さん、ドカ雪のスノーシューハイキング、お疲れ様でした。
2016年1月24日