一ノ倉コース連続です。
2015年3月15日 日曜日。
昨日、今シーズン初で一ノ倉で開催しましたが、続けて今日も一ノ倉。
お一人参加二組で開催。
カワさんと、ワダさんと一緒にスタート。
数日前の予報では雨マークの付いていた週末ですが、朝からいい天気。
春先の天気は変わりやすくて予報が成り立たないですね。
川の上を歩いてますが、この圧倒的な積雪量で渡ることができます。
もちろん、水の流れが多いところは渡れませんし、踏み抜くことも多いので確認作業は必要。
テンの足跡。
雪が堅くなってくると一部しか残っていなかったりするので、少し辿ってみないと判別できないこともあります。
テンの足跡を辿ると、木の周りにできた穴を覗いていました。
中にウサギとか居ないか探してるのでしょう。
雪の橋を渡る。
川幅が狭まって雪が多いところを皆で何度も通って踏み固めたりしてます。
どこでも渡れるわけではないので、注意が必要です。
川の中心部に来ると、谷川連峰馬蹄形の眺めがすばらしいです。
朝方は雲を被っていましたが、徐々に山々が姿を見せてきました。
左奥に見えてる一ノ倉から堅炭尾根の辺りにガスがかかっていますが、今日はスタートの時にそこから滑り降りてきたというボーダーさんに会いました。
遠くから見て、テンの三本足の足跡っぽいなと思いましたが、
近づいて確認したら細長いキツネの足型でした。
たしかキツネも小走りするとこんな感じの足跡残しましたっけ。
10年近く前に180歳と教わったブナ。
そろそろ190歳でしょうか。
松ノ木沢。
大きな雪崩が出た跡。
ここに到着するまでには、稜線を覆っていたガスがすっきり晴れました。
一ノ倉岳。
谷川岳山頂もくっきり
マチガサワを渡って最初のアバランチシュートで雪崩が起きてました。
いくつもの木が倒れていますので、何十年かは大丈夫だった部分が雪崩でなぎ倒されたことになります。
「普段雪崩ないところが雪崩ていた」という人も居ますが、上部の地形を見たらここも雪崩地形なんです。
単にこの十何年か何十年かの間に大きな雪崩が無かったというだけ。
この先に「アバランチシュート」と呼ばれる大きな雪崩が出たところがあります。
そこがアバランチシュートの代表になってて、アバランチシュートがその雪崩れた部分の名称であると勘違いしてる人も居ますが、実際にはアバランチシュートというのは雪崩が繰り返し発生してできた雪食地形の溝のことです。
この部分も、ここ数十年は雪崩れていなかったというだけで、上部を見たらきちんと「アバランチシュート」になってるんですね。
その辺をよく分かっていないと危ないと思います。
ガイド仲間でアバランチシュートと言っている場所。
昔は林でした。
一ノ倉に到着!
すっきり晴れ渡りました。
向かいにあるゼニイレサワを下りてきたらしい、単独の人間の足跡。
いったい何があったのでしょうか。
ごはんを食べて折り返し!
ユキクロカワゲラ。
羽がよれよれしてます。
前にこのコースで、羽を広げたまま凍りついて死んでいるのを何匹も見たことがあります。
彼らが飛ぶのか飛ばないのか、意見が分かれてるみたいですがどっちなんでしょうね。
岐路はますます晴天に。
日焼けが怖いです。
今日は最後までいい天気でした!
わださん、かわさん!
ご参加ありがとうです!