水上/スノーシュー

スノーシューガイド/群馬県みなかみ町/ハッピースノーシュー

今季初大幽:2022/1/13

大幽洞窟コース。

 

このコースを、というリクエストを受けて大幽へ行ってきました。

氷筍もだいぶ育ってきたので、もう大丈夫ですね。

大幽洞窟コース登山口

今年は雪がなかなか降らないな~と思いながら年を越しましたが、その後の大雪ラッシュでこの通り!

 

スノーシューポーズ

雪の壁の前でスノーシューポーズ。

山仲間の皆さんということで、今日の深い雪のラッセルも大丈夫。

 

歩き出し

私たちの前に単独で入った人の足跡が有り、序盤は楽をさせていただきました。

 

ツタウルシの実

ツタウルシの実に雪が積もってます。

野鳥がついばんだらしい、殻が沢山落ちてました。

 

カモシカ

お客さんの一人が「あれカモシカじゃないですか!」と教えてくれました。

結構遠い位置だったのに、よくぞ見つけていただきました!

 

その後、カラマツ林の中を移動して、杉が数本生えている地点に移動。

カモシカの寝床

そこでカモシカがうずくまって休憩した後を発見!

先ほど居た山の斜面から、ここまで降りてきて、休憩した後に元来た道を帰ったみたいです。

 

カモシカの食痕

カモシカが杉の葉を食べた跡。

「食事にここに来たんですか?」とお客さんから質問されましたが…

確かに杉の葉を食べてるけど、ここに来るまでは木も生えてない長い雪面を一直線に目指してることを考えると、杉の葉を数口だけ食べることだけを目的にここを目指したとは考え難いかなと思いました。

『常緑樹の杉が並んでいれば、落葉樹の森に比べて吹雪の時に過ごしやすいから、それを目的にここに来たんだと思う』と答えした。

食事の為の移動ならば、元来た道(ラッセルを跡)を折り返すのはちょっと違和感があります。

ここの場所に来ることそのものが理由でここに来て、また戻ったと考えました。

勿論、ただ移動するだけではカロリー消費してしまうので、杉の葉も食べては行きましたが、それは当たり前。

カモシカはねぐらへの移動だろうが水場への移動だろうが、移動しながら歩き食いをします。

 

カラマツ林

序盤、ラッセル跡をつけてくれていた単独行の人は、序盤のカラマツの森で引き返したので、この後は膝上ラッセルです。

 

スノーシュー休憩

休憩しながら先に進みます。

 

ボーダー

前方からラッセルしてくるスノーボーダーさん発見!

お客さんが「やった!この後はトレースが有る!」と大喜び。

でも、彼らはバックカントリーコースから降りきてる筈なので、途中でルートが分かれるので50~60メートルくらいかな?彼らのラッセル跡が使えるのは。

そして、彼らにとっては下山口まで私達のトレースが使えるので大喜びでした。

「ありがとうございます!」とお互いにお礼を言い合ってすれ違いました。

 

分岐路

先ほどのスノーボーダーさんのトレースが使えるのはここまで。

ここからは斜度がきつくなる上にノートレースです。

 

ラッセル交代

リピーターのFさんにラッセルを交代してもらいました。

ここからは、キャタピラ式ラッセル交代術です。

体力を温存しながら、移動時間はかなり短縮できます。

 

スノーシューラッセル

膝上ラッセルでかなり進んできましたが、皆さんも余裕の笑顔。

 

洞窟登り

洞窟まであと4~500メートルというところで、後ろから若いお二人が追いついてきました。

ここからはラッセルを交代しあって、ついに洞窟到着!

 

大幽洞窟の氷筍

苦労して来たご褒美は、大幽の氷筍です。

 

洞窟前

下山開始!

 

雪まみれ

登りは暑くてアウターを脱いだりしましたが、下りは雪まみれになるので全員アウター着用です。

 

天使の羽

今日のお客さんの一人が、私のスノーシューガイド日記を見て「天使の羽を作りたい」と言うのでみんなでやりました。

 

ゴール写真

深い雪の中のツアーでしたが、最後まで皆さん元気でした。

 

カーブミラー

雪に埋まりそうなカーブミラーに、皆で写って記念写真撮りました。

 

2022年1月13日。曇り・雪。

群馬県みなかみ町藤原。大幽洞窟コース。

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ツアーレポート

ハッピースノーシューのトレッキングツアーの記録、レポートのページです。群馬県みなかみ町(旧水上温泉)。

大幽コース

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