至仏山。
2022/4/28
雨予報が続いて催行を見合わせて後、今日は事前の天気予報でも良いお天気の筈だったのですが…
至仏山はガスガスでした。
ガスの中、木製の立て看板を担いで登っている人が居ます。
登山道整備の人達が今年は大忙しです。
今日は天気が良いと思って来た人は、ルートもろくに見えないガスの中で驚いてしまったのでは?
と思うほどのガスっぷり。
登山道整備の皆さん。
今年は雪の積もり具合が偏っていて、雪不足というわけでは無いのに時々雪が全くない場所が有ります。
踏み抜きが危険だったり、もしくは登山道から離れた高山植物帯を踏み荒らしてしまう可能性も。
そういうことが起きないように、立て看板やポールを使ってルート誘導してくれています。
雪が無くなった箇所で植物の上を歩くことが無いように、登山道へと誘導するルートが作られました。
登山者の皆さま、くれぐれも誘導を見落として進んだり、近道をしようとして誘導から逸れたりがないようにお願いします。
先ほどまでガスガスでしたが、小至仏のトラバース中に急にガスが薄くなりました。
僅かでも、景色が見える中での休憩というのは嬉しいですね。
山頂方面も見えてきました。
奥に見えてるのは山頂にひとつ手前のニセピーク。
この偽ピークの上は雪が飛ばされていて、そのまま進むと高山植物帯の上を歩くか、大きな岩の上を飛び飛びで進む羽目になります。
右手に巻く道が作られていますので、そちらから進むようになっています。
山頂到着!
ガスが薄くなって周りの山が見えるかと一瞬期待しましたが、雲が二重構造になっていました。
消えたり現れたりする薄いガスの下には、山脈にべったりと張り付いた濃い雲です。
利根川源流の山脈の形に厚い雲が形成されてました。
そんな濃いガスの中、燧ケ岳の山頂だけチラチラと顔を出してます。
さすが、東北以北最高峰です。
雲の上に飛び出てました。
下山開始する頃にも、至仏と小至仏の上だけ晴れてます。
往路で作業してもらっていた場所に、しっかりと誘導が張られてました。
踏み荒らしがあまりにも酷いと、至仏の入山規制が厳しくなる恐れも有りますので、皆さんご協力お願いします。
階段を歩くことになる場所。
記録的に雪が少ない年にはこの階段を歩くことも有るのですが…まさか普通に雪が有る今年でも、GW突入前にここを歩くことになるとは思いませんでした。
晴れていたのは至仏稜線のみで、下山が進むにつれてどんどんガスが濃くなってました。
2022年4月28日。
尾瀬至仏山/鳩待峠~至仏山~鳩待峠。