至仏山。
2022/5/4.
GWも後半に突入。
朝から夕方まで一日晴れ間予報の好天気。
リピーターさん二組、ご新規さん二組とバランス良くお客様が集まってくれました。
快晴の展望に、満面の笑みです。
今日はあちこちで撮影会です。
これだけお天気良かったら、写真いっぱい撮らなければですね。
天然ハーフパイプのところに、凄いキッカーが作ってありました。
稜線では風が結構強いですが、西風なので風が当たらない箇所も多く、上着を着ようか脱ごうか迷う感じです。
今年は雪不足というわけでではないのに、積雪が偏っていて雪が全く無い箇所もあります。
ここも、雪の上では歩けないので夏の登山道に誘導される部分。
小至仏の東側に回り込んで進みます。
写真で山頂っぽく見えてるのは、100mほど手前の偽ピーク。
多くの人がこの偽ピークに上がってしまうのですが、そこから先は雪が無いので歩けません。
偽ピークの山頂側。
そのまま高山植物の上を歩いて進んでしまう人も多いです。
至仏山は国立公園であり、特別保護地区でも有ります。
雪が無い登山道でも無い高山植物帯を歩かないようにしましょう。
「何も生えてない」ところだから大丈夫と考えて岩の間の枯草っぽい所を歩く人が居るようですが、ハイマツやシャクナゲ等の目立つ木が生えてない枯れ葉っぽい部分は、夏になるとエーデルワイスの仲間などが咲く貴重な場所です。
ハイマツやシャクナゲを踏んだ方がまだマシです(踏んじゃ駄目ですが)。
来た道をバックしなくても、東側(登って来た方向から見た右側)を雪沿いでちょっと降りれば冬季ルートに入ります。
是非、そっちのルートを選んでください。
雪が減った時期の冬季ルートは右を巻いてから山頂に向かいます。
もし偽ピークに上がってしまった時は、横に移動すれば赤い矢印の道に入れます。
至仏山頂に到着。
利根川源流を眺める。
尾瀬ヶ原の前でハートマーク。
この後ろの雪の道っぽいところ、尾瀬ヶ原へまっすぐ降りるルートに見えますが…違います。
高山植物帯で緑になっている箇所を南側(写真で言えば右側)に大きく巻いた方向が夏道です。
例年なら雪に覆われているので真っすぐ行っても「雪の上」を歩くことになるので大丈夫ですが、今年は雪が無く高山植物帯で露出してしまっているので、ここを真っすぐ降りると高山植物帯を踏みながら歩くことになります。
「冬季は雪の上を歩くので、高山植物帯を踏み荒らす心配が無いから降りるのがOK」なのであって、
「冬季は高山植物帯を踏んで降りてもOK」というわけではないのです。
今年は、何故か尾瀬ヶ原に降りる登山者が多く、そして私が見ていた限りは100%ここを歩いて降りていました。
こういうことが続くと、この時期の至仏山の登山も制限されかねません。
登山者の皆様には、是非ご配慮していただければと思います。
下山開始。
帰りもスムーズに鳩待峠到着。
2022年5月4日。
尾瀬至仏山/鳩待峠~至仏山~鳩待峠。