水上/スノーシュー

スノーシューガイド/群馬県みなかみ町/ハッピースノーシュー

寒波の玉原湿原

吹雪の玉原。

2016/3/1 火曜。

 

今冬最大の寒波!

とかニュースで言われている今日は玉原湿原へ。

と言っても、みなかみ町ではスノーシューコース近くの道路は真っ白ですが、ちょっと離れると道路の雪も融けている程度。

冬型のお天気の中心がだいぶ北に寄っているので、普通な感じの寒波でした。

玉原コース

マッサン、トンちゃんのお二人。

たしかにマイナス7度と寒い上に、風も風速3~5m前後と吹いてます。

幸い、ここから悪くなっていくわけではなくて徐々に回復していく傾向なので安心してスタートできます。

道中の車の中でも、森とか大樹の話が出ていたので、早速スタート地点のブナの古木と一緒に撮影。

 

ブナ林

この辺は谷川岳からの西風が吹き付けるところ。

雪も横から吹き付けてきます。

 

「こんな吹雪の中でどうして道が分かるんですか?」とよく聞かれますが、基本的には沢と尾根の位置関係と方角で地形を把握してます。

そして、私の場合は特徴の有る木を覚えてるので、それで更に細かい位置関係も把握してます。

熊棚のブナ

私が名づけた「熊に登られまくっているブナ」

ブナには熊棚が出来ない、なんていうガイドさんも多いです。

事実、ミズナラと違って熊棚は殆ど無いと言っていいくらい稀です。(作られにくい理由はまた後ほどツアーにご参加していただいた時にでも。)

しかしこの木は頻繁に熊棚が出来るし、熊の爪あとも古いものから新しいものまでビッシリ付いています。

 

ブナの木と

他にも「やたら低い位置にヤドリギがある木」「ニホンミツバチの巣が有るブナ」「窓になってるブナ」などいくつか目印があったりします。

あがりこ

あがりこのミズナラ。

 

曲がりブナ

曲がりブナ。

木の幹が殆ど枯れ落ちて、生きてるのは外周のうちの3分の1くらいですが、雪の重さで曲がりながらも生きてます。

ツエルト設営

マイナス8度、風速5mの中ではまともにお昼ごはんも食べれませんが、

ツエルト設営すれば余裕です。

ツエルト内部

ツエルト内部。

気温が上がって湯気が出てます。

倒木

数年前に倒れてしまった、ブナの巨木。

これが倒れてるのを見たときには愕然としました。

マザーツリー

去年、倒れてしまったドングリのマザーツリー。

これを見たときにはちょっと涙ぐみそうになりました。

枯れた宿木

マザーツリーは老木の為かヤドリギに宿られまくってたんですが、そのヤドリギもマザーツリーと共に枯れ込みました。

湿原

湿原に到着。

到着時は風も強かったですが、一周して戻る頃には風も弱くなってきました。

最初から最後まで強風だと厳しいですが、今日は徐々に風が弱くなる回復傾向だったので安心してスタートできたわけです。

十二様

十二山宮。

鳥居より低い位置で撮影したのは初です。

湧き水

ブナの森の湧き水。

カエルの像があるんですが、いつもなら雪の下に埋もれていて見ることができません。

雪庇

グラウンドの雪が吹き溜まる地点。

粉雪がフサフサと溜まってるので、たった数メートルの吹き溜まりを通り過ぎるのに一苦労。

ラッセル体験です。

ゴールで

 

2016年3月1日。

玉原湿原。

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ツアーレポート

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玉原湿原コース

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