雪の玉原。
2016/3/14 月曜。
暖かい日が来た後に、また冬に逆戻りしたかのような雪の中。
しかし、町中では雨。
標高700mくらいでミゾレ、1000mで雪に変化という情報を得て玉原高原へ。
さすが標高1200mの玉原です。
久しぶりに雪道の運転。
先月にスノーシューご参加のリピーターさんが今日は別のお友達を連れて来てくれました。
こんな降りしきる雪の中ですが、大木の根開けは既に始まっているので、根回り穴にはネズミなどの足跡が多数付いてました。
上はトチノキの根元。
写真だと白く飛んでしまって分かりづらいですが、ネズミの足跡がチョコマカ付いてます。
そのトチノキの根開きの穴には大量のブナの実の殻。
写真だとちょっと分かりづらいですね。
ブナの根元の雪の下には空間が出来てます。
そこに向かって潜っていったネズミのトンネル。
春に向かって季節が既に動き始めているので、ちょっとくらい雪が降っても一度活発になった動物達の行動が止まりません。
奇妙な木を発見。
遠くから見ても只の枯れ木にしか見えない、8割がたは朽ちてしまって枯れ落ちてるブナの細い木。
良く見るとちゃんと生きてました。
玉原のスノーシューコースを私が色々探索した中で、見事な巨木の四天王に認定した最初の木。
枝ぶりが見事に横に張りだしていて、その上にキノコのように雪が盛り上がる木だったんですが・・・数年前に雪の重さで折れてしまいました。
この木が折れたのを皮切りに、その後数年で四天王のうち3本が折れてしまいました。
時代の流れを感じます。
タラノメの冬芽が何かに食べられた跡。
これを見つける前に「太郎っぺ、次郎っぺ」の話をお客さんに説明。
一番上の葉っぱを太郎っぺ、二番目を次郎っぺ、三番目を三郎っぺと呼び、太郎と次郎は採って食べるけど三郎は残す。
そうじゃないと木が枯れちゃうかもしれないからね。という地元の山菜取りの人の話です。
この木は動物が食べたのですが、ちゃんと次郎っぺまでで止めて、三郎は残してますね。
動物も山菜取りマナーを心得てます。
普段なら完全に埋まってる筈のサイクリングロードの橋。
例年、お客さんが橋だと気づかずに歩くくらいなんですが・・・今年はほんと積雪が少ないです。
お昼ごはんはツエルトを設営してその中で。
気温はそこまで低くないし風も無いんですが、とにかく雪が冷たい。こういう日ってありますよね。
ツエルトの中。湯気が出るほど快適です。
ヤドリギの金色の実がなってました。
隣には赤い実のヤドリギが。
玉原湿原に到着。
走ってみました。
*スノーシューを履いてマジ走りすると足をグキっとやったりが怖いので、楽しくマイペースで走りましょう。
こんこんと湧き出るブナの森の湧き水と、それを見守る蛙地蔵。
例年なら、足元に雪の穴がぽっかり空いてて、その穴を見下ろしても蛙は殆ど分からないくらいです。
えみさん、まゆさん、お疲れ様でした!
翌日の湯沢のスキーも頑張ってください!
2016年3月14日。
玉原スノーシュー。