玉原湿原へ。
2019/01/30。
しばらく雪が降りつづき、一日だけ快晴で明日からまた曇り、雪という日。
平日ど真ん中の日ですが、直前でお申し込みのお二人様と一緒に玉原へ。
玉原コースのリクエストでご予約いただきました。
このコースは積雪量が多いので、新雪が降った後はラッセルが結構大変です。
元々は残雪期の楽に歩ける時期限定で来ていたのですが、最近は玉原のリクエストが増えてきました。
今回も、NHKラジオでお勧めのスノーシューコースとして紹介されたのを聞いて来たそうです。
スタート地点にキツネの足跡。
まっすぐ行こうとして、一歩下がって90度に曲がってます。
木の根元でうろうろ探し回った足跡に続いてました。
テンの足跡。
前日までの風で、ブナの実が落ちてました。
沼田市名木百選のオオヤマザクラ。
ブナの木にできた熊棚。
その木に着いていた、クマの爪跡。
夜間の強風で出来た風紋。
新雪の上に落ちる木々の影。
皮一枚になって、雪の重みで曲がりながら生きていたブナの古木。
ここ数年間で、この森のブナ・ミズナラの老木が軒並み枯死しました。
この木も数年前に折れてしまいました。
お昼ごはん。
ドングリが一個だけ枝にぶら下がってました。
だいぶ「例年並み」って感じの積雪量になってきました。
ヤドリギの実。
赤と黄色。
湿原に到着。
平日だけあって、足跡ひとつなし。
カバノキ科の種子が落ちてました。
ここはシラカバ、ダケカンバが隣接してて、ちょっと歩いたところにはウダイカンバもあるので見分けが大変です。
シラカバの種子かな。
写真などで紹介されてるものに比べると若干羽が大きいですけど。
踏み跡が一つも無い雪原へ足を踏み入れます。
地衣類の仲間、ヨコワサルオガセ。
ゴールです。
夏や秋には何度もここ玉原に来ているというお二人。
冬のまた違った景色、夏道では入れないところを見ることが出来て満足していただけました。
2019年1月30日。
玉原湿原。