玉原リフト使用コース。
2021/1/5 鹿俣山→ブナ林→湿原。
年明け、スノーシュー歩き始めです。
みなかみ山岳ガイド協会のメンバーと、玉原スノーシューコースの下見にやってきました。
リフトを二本乗り継いで、ゲレンデの一番上の稜線に上がります。
薄曇りですが、草津白根山が良く見えてます。
15分も歩けばもう、鹿俣山の山頂です。
奥には、上州武尊や獅子ヶ鼻、剣ヶ峰山などが並び、圧巻です。
パウダーの下りは気持ちいいですね!
雪の上に何かがパラパラ落ちてます。
ウリハダカエデの冬芽よりも口が小さい動物が、齧って食べたあと。
芽鱗と言って、冬芽を守って包んでいた鱗。
カモシカやウサギなどは芽鱗も剥がさずにそのまま食べたりしますが、この動物はしっかり剥がしています。
何の動物だろう?リスかな、モモンガかな?などと想像しながら歩くのも楽しいですね。
テンの足跡のフン。
ツタウルシの実。
可愛いからつい手を伸ばしてしまいそうですが、かぶれる可能性があります。
稜線からの急な下りが終わるとブナ平と呼ばれる、なだらかなエリアに入ります。
今回は、ブナ平のまるまる横切らず、端っこの方で逸れるショートカットコースを調査しました。
樹齢を感じさせるブナの古木。
枝っぷりが良いので、間に雪が沢山詰まっています。
ブナの木には熊棚は出来にくいのですが、玉原においてはしばしば見かけます。
凍裂と呼ばれる、低温で木の幹が裂ける現象。
ブナは裂けた後にしっかりとまた繋がっています。
ブナ平からだいぶ標高を下げてきました。
この辺りはブナ以外の樹種も混ざり、また味わいが深いです。
テンの足跡を遡って辿ってみると…木の上から飛び降りたあとが有りました。
これだけ雪が積もっていても、沢が埋まりきっていません。
ブナの森の保水力を物語っていますね。
湿原にたどり着いて、ヤドリギの実。
シラカバの種子と果鱗が大量に落ちてました。
今日は新人ガイドさんの研修も兼ねてるので、急斜面を登てってもらったりもしました。
オコジョの足跡。
今日は色んな動物の足跡がありましたが、オコジョの足跡がやたらと多いでした。
ヤマブドウが雪の上に落ちて干しブドウ状態になってました。
ロングコースですが二時にはゴールできました。
ガイドばかりなので早かったですが、お客さんと一緒だともうちょっと時間かかるかな。
写真はフェイスブックの方でアルバムにしてありますので、良かったらご覧ください。
玉原。2021/1/5.