玉原 3月27日。
森や自然が好きで、玉原を歩いてみたいというご新規のお客様からのリクエストで貸し切りでガイドをしてきました。

3月の末になって、残雪期の雪が締まって歩きやすくなってます。

ブナの実が落ちてました。
残雪期に様々なものが雪の上に落ちていて、真冬とはまた違った楽しみがあります。
「中は絶対虫に食われてると思いますよ」と言いながら拾い上げたら、案の定虫食いでした。
この時期に中身入りを見つけたことは過去数回しかありません。

トチノキの大木を見上げます。
ブナの森というイメージが強いですが、トチノキの大木が結構混ざってます。

その木の根元の穴にはトチノ実の殻が落ちてました。
大木の幹の周りに開いた雪の隙間にはたくさんの物が落ちてます。

森の木々に絡みつくサルナシのツル。

ヤドリギの枝がセンスみたいな形で落ちていました。

ヤドリギの実。

野鳥が食べてフンとともに落ちてきたヤドリギの種子。

ホオノキ。

朴の木の実。

大木になったハリギリの枝先。
実の跡がたくさん残ってます。

ハリギリの実が落ちてました。

ヤドリギの枝、でかっ!
と思ったら、付着していたブナの枝ごと雪の上に落ちてました。

キツツキのつついた跡。

トチノキの幹にいい感じのウロがありました。

中をのぞくと落ち葉やササの葉が敷き詰めてありました。
ちょっと古そうなので、今は使われてなさそうな感じでした。
今年は雪が多かったので、最近ではこの穴の高さは覗けてませんでした。

曇りぎみだったのが、いい感じに日も出てきました。

ブナの大木の上に熊棚。
熊が木の上に登って枝を折った跡です。

ミズナラの木のアガリコ。

ヤドリギが大量に付着しているブナ。

湿原が近づくと、今まで見かけなった針葉樹が増えてきます。
分厚いアスナロの葉っぱ。

湿原についたタイミングで超晴天。

春になり、水辺では雪解けが始まってきました。
湿原と周りの森を一通り散策して岐路につきます。

スキー場近くのグラウンドにて春の訪れを感じさせる、ハンノキの花芽。
「花粉もう、ついてそうですね」と言って触れてみたら黄色い花粉がたっぷりと。
私、ハンノキの花粉症もあるので、早々に退散。
湿原にあるハンノキは自生してるものでミヤマハンノキ等、見分けるのも楽しいのですが…グラウンドにあるのは造成した後に植樹した園芸種のはずなので。
見分けなくってもいいかなって感じです。

最後、スキー場の脇でカモシカの足跡。
動物が見たいとしきりにお客さんが言ってましたが、今日は足跡だけでした。
2025年3月27日。玉原スノーシュー。