玉原 2月23日。
三連休のど真ん中、玉原スノーシューをご案内してきました。
二組、計五名様のご案内。
昨日までに降った新雪でかなり深くなってます。
かなり高い位置と思われる枝が、雪面すれすれになってます。
こんなに綺麗に真横に広がってる枝が地面に近いところには無いので、相当高い位置です。
駐車場に到着時は吹雪いていたのが、歩き出す頃には良いお天気になってテンションも上がります。
新幹線の駅に送迎に行った時に「今日はお天気予報よりもだいぶ良くなると思いますよ」と言ったのに、玉原に到着した時は吹雪いてて焦りましたが、予想通り回復してくれました。
森の樹々に地吹雪で叩きつけられた雪。
昨日までの天気の荒れ具合が分かります。
沼田市名木百選のひとつ、オオヤマザクラ。
ブナの幹についた熊の爪痕。
沢のボトム付近でも、木々の幹や枝に雪がだいぶ付着しています。
カラマツの木の下で「カラマツは枝に雪が付着すると枝を切り捨てる」という話をしてる最中に、まさにカラマツの小さな枝が雪ごと落ちてきました。
スノーブリッジを渡ります。
「この下の沢、凍らないで流れてるんですか?」と驚くお客さん。
ブナの森から湧き出す水は流れもあるので凍ることはなく、雪の結合力のみで保持されている雪の橋です。
不思議なもので、同じ沢筋なのでスノーブリッジが弱いところ、強固なところと並んでます。
地形とか風の吹きぐあいで変わるのでしょうが、渡れそうなところを見極めるのが結構楽しいです。
テンの足跡。
湿原に向かう緩やかな下り坂。
ヤドリギの実。
今までも沢山あったのですが、濃い樹林帯では高木の上の方に付いています。
日当たりの良い湿原周りでは、積雪時には僕らが歩く高さ付近にもこうして咲いています。
宿られまくってます。
途中で「この葉が付いてる木はなんですか?」とアスナロのことを質問してきたお客さんがいました。
アスナロの説明をしながら、「これが湿原に行くと凄い小さくなります」と言った通り、湿原に到着すると小さなアスナロが私達をお出迎えしてくれました。
小さいけど成木なんです。
ふかふかの雪の上で、雪の妖精クリオネ。
天使の羽とも呼ばれています。
手を上下に勢いよく動かして羽をつくるのがコツです。
湿原では風花が舞っていました。
「これ、写真で撮っても感動が伝わらないんですよね」と言いながらも撮影してみました。
先行グループがいつくか居たのですが、雪が深いせいかみんなすぐに戻っていったので、踏み跡の無い雪原が残されてました。
湿原中央に向かって歩きます。
大雪原の真ん中で撮影。
玉原の貴婦人、と私が勝手に名付けている白樺の隣で撮影。
よく見ると、冬芽が有る生きてる枝が僅か少しになってます。
そのうち枯れてしまいそう。
沢の水を計る為の小さい小屋。
その上に、信じられないほどの雪の帽子をかぶってました。
センターハウスには雪のリーゼント。
風下側に出来た雪庇なのですが、非常に硬く重くなってるので、下に入るのは危ないです。
東屋の屋根の上の雪。
この風上側は薄くて柔らかいです。
風下側が厚く硬くなります。
これが同じ屋根の風下側の雪庇。
ゴール直前の急登。
ゴールです!
みなさんお疲れ様でした!
2025年2月23日。玉原コース。