玉原高原 3月4日。
ご新規のお客様から玉原でのリクエストのご予約が有ったので、今日は玉原へ。

夜間に降った雪で森も道路も白くなっています。

昨日降った雪で一面純白になっている森へと入っていきます。

木々の枝にも霧氷が貼りついています。

幹の中心部には昨日の南風で出来た、雪の背びれ。

ブナの幹の凍裂。

ホオノキにヤマブドウとサルナシのツルが絡みついてます。
こういう木に近づいてみると…

クマの爪痕がついていることが多いです。
ホオやブナなど、それ自体が食べる対象となる木に、ヤマブドウやサルナシなどフルーツが成るツルが絡んでいれば、登られる回数も激増するので、爪痕を結構確実に見つけられます。
お客さんと、サルナシのソフトクリームの話で盛り上がりました。
栂池の山小屋で食べたことが有るのですが、今日のお客さんも同じところで食べていたそうです。
凄い偶然!

雪の上に、ブナの冬芽を包んでいた芽鱗がたくさん落ちてました。
樹上で小型のげっ歯類が食べた痕だと思うのですが、その中に毛っぽいのが一つ混ざってました。
植物の何かにも見えないし、食べてた動物の毛?そこまではよく分かりませんが、想像は膨らみます。

週間天気予報では雨となっていて、その数日後はミゾレ(一時間に5ミリ)と、目まぐるしく天気予報が変わっていた今日。
直前には1ミリ程度のミゾレの予報になっていたのが、結局曇り時々晴れ。

ブナの森で高い木々を見上げます。

オオカメノキの冬芽。

ミズナラの木に出来た、小さめの熊棚。

今日はお天気はいいけど風が少し冷たいので、風が当たりにくいところでいったん休憩。

更に奥を目指して歩きます。

コシアバウラの木についている、ムササビの爪痕。

そのコシアブラの木の周りに、実が付いていた筈の花柄がたくさん落ちてました。
ムササビが食べたのでしょうか。

湿原に到着。

今までは水っぽい雪だったのに、湿原に到着したら粒子の細かい乾いた雪質に変わりました。
風でパックされた感じで少し密度が高くなってます。
ここは北風の影響が強かったのでしょうね。
来る途中のブナ林でも、大半の木は南風による雪が付着してましたが、時々北風による雪が付着している木が混ざっていました。

こういう感じで、北風の向きにサラサラの粉雪がついてました。
玉原では、南風と北風がせめぎあってたんでしょうね。

湿原を歩いて通り抜けます。

ウリハダカエデの種子。

タムシバの冬芽。
小さいのが葉芽、先端の毛がついてる大きいのが花芽です。
別名、ニオイコブシ。
当日現場で、タムシバの名前が出てこず「別名がニオイコブシです」と説明しました。
このレポートを書きながら、やっとタムシバの名前が出てきました。

玉原湿原に生えているアスナロ。
北風が冷たいので、アスナロの密集したところで次の休憩をとりました。

アスナロの葉の裏側。
白い模様が4本、アルファベットのWの様に並んでます。
ヒノキはY、サワラはH、アスナロはWの形になっています。

ヤチダモの冬芽と葉痕。
湿原なので、タモノキの中でも湿地に強いヤチダモが生えています。

玉原越えの手前に有る、奥の湿原まで行きました。
玉原越えを超えてくる北風が凄い吹いてます。
「すぐ森に入りますよ!」と言って森に退避・

湿原脇の小さめの丘の中。
ここは細い木が多く並んでいます。
葉が落ちた森の中でも、風は凄い和らぎます。
湿原では北風で積もったであろう乾いたパウダースノーが積もってましたが、この森に入ると南風のベシャ雪です。
北風の影響が湿原より少ないのがわかります。

若い木が多い森ですが、中には大きく立派なブナの老木も混ざってます。
老木過ぎて、ヤドリギに宿られまくってます。

玉原湿原の標識。

湧き水が出ているカエルのお地蔵様。

ダケカンバの種子が落ちてました。

アップで撮影。
左の色が薄いのが種子。右のは種子を挟んで連なっていた部分。

キツツキの空けた穴を発見。

ブナの幹に付着したツルアジサイ。
途中、ツルウメモドキに巻き枯らされてる木の説明をしたのですが、悪いツルばかりじゃないですよとばかりにツルアジサイの気根を見てもらいました。

普段ならいくらでも見つけることが出来るツルアジサイのドライフラワー。
昨日降った大雪で全部埋まってしまっていたのですが、一つだけ見つけられました。

歩きやすい春の雪の上に思わぬ新雪のスノーシューでした。
2026年3月4日。玉原古言スノーシューコース。