谷川岳登り納め兼、登りはじめ。
リピーターさんのリクエストで谷川岳へ。
2023年の登り収めでは有りますが、今冬(2023-24)のシーズンとしては今日が登り始め。
天気が良く、早朝は冷え込んだものの歩き出す頃にはアウターを脱ぐほどに。
ビーコンチェッカーも〇!
準備している間、20人以上が登ってましたが、ビーコンチェッカーには誰も近づいてませんでした。
天神平の新雪。
今シーズンはまだ雪が少なく、夏道のトラバース道で歩くことになります。
積雪が薄いと下の岩だの木道だのにアイゼンの歯を引っかけて転倒や滑落というのが怖いのですが、思ったよりも新雪が積もってくれていて、尚且つ朝から100人以上は歩いて踏み固めて良い雪道を作ってくれていたので、かなり楽でした。
今日は転倒や滑落に備えて、お客さんに念の為にハーネスを付けて貰ったのですが、杞憂でしたね。
それなりに厚く積もった積雪層を、大勢の登山者がしっかり踏み固めてます。
熊穴沢の避難小屋。
「シーズン初めだからどうかな~?大丈夫かな~」と言いながら小屋の前チェックしましたが、シーズン初めからもう早々と茶色い物体が小屋前に散乱してたので近づかずに、離れたところで休憩。
もう雪中泊してたグループがいくつか有ったみたいだし、仕方ないですね。いや仕方なくないんですが。
山頂が近づくにつれて、人の列!
これだけの人が踏み固めてくれてました。
雪に埋もれた岩場で休憩。
よくバックカントリーの人らが滑ってる大斜面も、下の沢状の凹みだの地形がそのまま出てる為、誰も滑ってませんでした。
天神ザンゲ岩で撮影。
ここまでで来たのに、降りて来てる人が殆ど居ない。
「これ、上はそんなに厳しくないってことですね。稜線でみんな休憩や食事してるってことです」
今日、歩き出す前に「下は暖かいですけど、稜線は夜間の冷え込みと風が残ってるから場合によっては結構寒いですよ」と注意してたのが外れたかな…?
肩の小屋前、暖かくてみな休憩してます。
ところが、山頂に向かって歩き出してあと少しというところまで来たら…風が冷たい!
みんな重装備。
私達も慌てて着込みました。
急に寒くなったわけではなくて、山頂近辺から北側だけこの状態みたいですね。
肩の小屋を振り返ると、みんなのんびり休憩してます。
これが谷川岳。
下が暖かいからと、アウターやフリースを置いて行こうとするお客さんが偶に居ますが、それが駄目な理由が良くわかります。
谷川岳じゃなくても駄目ですけどね。
トマノミミの山頂撮影行列が長いので沖へいどう。
環境の厳しさを物語るエビノシッポ。
オキは順番待ち3組めくらいで撮影できました。
オキから見たトマ、カッコいいですね。
帰りは待ち時間無しで撮影できました。トマ。
ここから少し降りただけで、風が弱くなり普通に座って休憩できました。
この稜線に見えてる最高峰が2026メートルの仙ノ倉。
「2026年には皆が登りますよ、きっと」と言う話から、標高と年号の話になって2017年に雲取山が凄い人が集まり、山頂の標識が二本に増えてたので撮影が分散できたという話をお客さんにしたところ…
前を歩いていた男性が「それ、私が建てたんです」とこちらを振り返り、嬉しそうにその経緯を説明していただきました。
山の出会いって面白いですね。
これで山の話ネタがひとつ増えました!
2023年12月30日。
谷川岳。