谷川岳ガイド初日(2015年)!。
2015年3/30 月曜日 晴れ。
低山でのスノーシューガイドも無事ラストを迎えて、今日からは残雪期登山のスケジュールに入りました。
今シーズン三度目!リピーターのりさちゃん。
天気予報を見て、直前に申し込み。
リピーターならではの、お天気を狙った予約の仕方で、天気もばっちり。
青い空に雪の谷川岳が映えますね。
お天気良いと、写真もいいのがたくさん撮れますね。
熊穴沢の頭の岩のところもまだまだ雪で道が出来ています。
避難小屋のところに大きな穴が。
これだと視界が悪い時に落ちる人がいないか心配です。
そして、沼田山岳会で設置している旗を「回収」してここに仕舞い込んだ人が居るようですが・・・
沼田山岳会は自分たちの登山用に設置しているのではなくて、登山者が増えて遭難騒ぎも増えるこの時期の為に道しるべとして設置しています。
この日も、大きくクラックが入った雪庇側の上を歩いた跡が有り、なおかつ沢山の人が来ているにも関わらず、皆そこを歩いていて、正しいルートを通った跡が一つも無い箇所がありました。
その後、私達で雪庇の手前からちゃんと稜線がある方向へ入って、踏み跡を付けて歩く→帰りには殆どの人がこのルートで歩いていました。
こういうことが無いように、旗が設置されていますので「旗は自分たちの登山が終わったらちゃんと回収するべきものだ!持って帰らないなどけしからん!」とか思って回収しないようにお願いします。
残雪期が終わる頃には、ちゃんと沼田山岳会で回収していますから、ご心配なさらずに旗はそのままにしておいてください。
熊穴沢避難小屋の少し南側に入った辺りから急激に風が強まる。
最初は東側からの強風で、一時的に耐風姿勢でやり過ごすくらい。
進んでいくうちに北西の風に変わり、歩くのに支障はないけどかなり寒い。
最初はTシャツで歩く人も見かけたほどなのに、もうすっかりフード被らないと居られない状況です。
俎嵓とオジカ沢の頭。
オジカ沢の頭のところの雪解け跡が人の形っぽく見える気がします。
晴れてはいるのですが、遠くのほうちょっとガスがかかっています。
武尊山のほうを見てるのですが、見えてはいるけれどスッキリしません。
岩陰の風下側で休憩。
少し風が弱くなってきました。
肩の広場へと上がる斜面。
りさちゃんも「ここが難関」と言ってた場所です。
急斜面はゆっくり上がっていけばいいんです。
肩の小屋と谷川主稜線。
肩の広場まで来たら、後はなだらか。もう少しです。
道標も基部の石造りの部分がほとんど埋まってます。
残雪が多いですね。
道標が新しくなったトマノミミ。
昨年の夏、雷で砕けてしまいました。
私も一枚撮影してもらいました。
お隣オキノミミ
新潟県側、万太郎谷を背景に撮影。
肩の小屋。
途中、同じくらいのペースで進んでた単独の男性が泊まっていくらしいので挨拶をして出発。
谷川岳の警備隊の皆さんとすれ違ったので一緒に撮影。
天神スキー場に到着。
朝はよく見えなかった至仏山をバックに撮影。
スキー場に戻るのにお尻滑りも活用。
お尻滑りは雪質や状況など、見極めてやらないと事故のもとになるので注意しましょう。
ここに最初から付いていた滑り跡は少し逸れたら木に衝突しまうコースでした。