平標山・ヤカイ沢経由。
2019/04/12。
リピーターさんのリクエストで平日に平標山へ。
土日だと、なかなか特別コース開催が出来ませんが、平日なら相談していただければ結構なんとかなります。
4月中旬だというのに、前日まで雪が降って真っ白な状態です。
スーパーリピーターのエミちゃん、まゆちゃん。
そして、上越地方の雪山に行きたがっていた、同じくリピーターのワダさんをお誘いしての山旅です。
朝早く集合して出発!!
除雪されてる道路は靴のまま来ましたが、そこから先はスノーシューの出番です。
道路も凍ってる所が多く、雪山用の硬いブロックパターンの靴じゃないと危なかったと思います。
ゲートの所でヤカイ沢に入ります。
粉雪の新雪の上に、アニマルトラックが沢山ありました。
これは、テンの足跡と掘った跡。
餌でも探したんでしょうか。
開けているし、斜度が平均的に緩やかに上がっていくので登りやすいルートです。
後ろに松手尾根の美しい稜線が見えてます。
元々はバックカントリーの人が多いコースです。
厳密に言えば、尾根で登るよりは雪崩リスクが発生するルートです。
不安定な大量の積雪などが有れば、このルートは選びません
振り返ると苗場山。
概ね、お天気が良いのですが...お昼ごろに上空を気圧の谷が通過する予定。
沢沿いルートから逸れて、尾根に登り上げる斜面。
今日一番の傾斜。
と言っても、一定の斜度で段差も無いですし、松手や平元新道に比べたらラクチンです。
登りがきついな~と思ったら、後ろの景色を振り返りましょう。
尾根の上に取りつきました。
高山帯の低木ばかりです。
昨日の雪でスノーモンスターになりかけてます。
夏の登山道に合流して、お隣の仙ノ倉が見えてきました。
後方には、平標山の家。
山頂近くにして、雪がちらついてきました!
凄い!エビの尻尾が北風と南風との両方向で出来ている。
しかもどちらも真新しい。
エビの尻尾が出来るほどの強風が、北と南で短期間に入れ替わったということですね。
山頂にて、記念写真。
北側、日白山やタカマタギ方面。
今季リピーターさん、日白山に登る相談をしてたのですが...最初の予定日は雪が少なくて笹の踏み抜きが心配なために順延。
次の予定日は雪が降り続いていて、平日に少人数ではラッセルが心配なので順延。
結局登れずに、今回は平標でした。
一見、なだらかな稜線が伸びる松手尾根方面。
同じ標高差を登るとして、なだらか部分が続くということは、それ以外にシワ寄せがいって急な登りになるわけすね。
晴れ待ちは無理そうなので、雪が降る中下山開始。
みんな笑顔だから、満足してくれたかな?
下山中に天候回復。
残念ですが、この時間まで山頂に居たとしたら、下山時間は夕方ですしね。
下山完了!
と言っても、ここから林道がちょっと続きますが。
皆さん、お疲れ様でした!
来年、またお天気が良い時にきましょうね。
おまけ。
今回、参加者のみんなが写真好きだった為、私の写真を送ってくれました。
ヤカイ沢の徒渉個所をチェックする私。
山頂で、食事中ダウンを羽織っていた私。
蛍光色気味のフードを被った上から、グリーンを着たら変な色の組み合わせになりました。
山だから、そんなの気にしない!機能優先!!
下山開始して、少し暖かくなったので上着を脱いだ私。
午前の登りの時、スノーシュー履いてラッセルしている私。
この時は、この薄着でも汗をかくほどでした。
この後、山頂でダウンを着ることになろうとは。
ちょっとリラックスし過ぎな私。
こんな気を抜いてるところをパパラッチされてしまいました。
ところで今回、下山中に凄く疲れて歩いてるお二人が登ってきました。
山頂の場所も分からず、ルートのこともあまり把握してなかったようです。
山頂の位置やおおよその時間など、質問されたので色々お話しして、どの辺で引き返すかをアドバイスしました。
アイゼンも履いてないでツボ足だし、平日に人も少ないしそこまで天気が良い日でもないし...
バリエーションルートに来るのはちょっと危ないですね。
足跡を着いて来ちゃったのかな...?
平標山。