藤原上ノ原入会いりあいの森 1月31日。
今日はリピーターさんから一ノ倉沢のリクエストが入っていたのですが、生憎の冬空。
岩壁は見えないし、とくに午前中は一ノ倉沢コースでは風が厳しい。
というわけで、お客様も一ノ倉コースじゃないとダメというわけではなかったので、比較的穏やかに歩けるここにやってきました。

凄い雪ですが、例年のマックス値よりもまだ少ないです。

駐車場に車をとめてスタート。
道路は凍結してツルッツルです。
4駆の車の人はここまで上がってきてましたが、それ以外はスキー場に車を停めて歩いていたようです。

ミズナラの薪炭林に入っていきます。

ウダイカンバかな?凄い雪が積もってます。

シラカバの木の上にヤドリギ。

シラカバの種子が落ちてました。

ヤマブドウのツルがへばりついたせいで、雪が上に付着して折れ曲がってしまった木。
比較的、本体に迷惑をかけない山ぶどうですが、雪国ではこういうことが良くあります。

秋に落葉しそこねたミズナラ。
葉に雪が付着してこちらも枝が大きく曲がってます。

ヤマウルシの冬芽と葉痕。
葉痕が綺麗なハートの形。

ミズナラ(どんぐり)の木の上に熊棚の小さい痕。
熊棚とは、クマが樹上で枝を折って食事をした痕なのですが、昨年はドングリが不作だった為かミズナラの熊棚があまり無いのです。

ウリハダカエデの種子。
種の部分は何かに食べられて羽の部位だけ残ってました。

先ほどはシラカバの種子が落ちてましたが、今度はシラカバの果鱗(かりん)が落ちてました。
この果鱗がたくさん連なって、間に種子を挟み込んでいます。

ハンノキの花芽。
何ハンノキかまでは、ちょっとわかりません(汗)。

キブシの花芽。

森を抜けると、夏は湿地っぽくなっている場所に到着。
ボトムになっているせいか、雪が一段と深くなってます。

先頭でラッセルしてる私の姿を後ろからお客さんが映してくれました。
私の向かってる先に、大きな熊棚が出来ています。
これはヤマグリの熊棚。
日当たりの良いせいなのか、ヤマグリの実がたくさんなってたのでしょう。
それと、私の観測した範囲内の話ですが、ミズナラにはあまり熊棚がつくられていないのに、ヤマグリの木は結構、熊棚が目立ちます。
ヤマグリはそれなりに実がなってたのでしょうか。

ラッセルした後に、しばし座って休憩。
「温泉入ってるみたい」とお客さんが笑ってました。

ヤマグリの木の下からクマダナを見上げます。

風当りも弱いここで休憩。

休憩後、少し坂を登って広い雪原へ移動。

わずかな間ですが、太陽が顔を出しました。
見晴の良いところで太陽とは運がいい。

ちょっと日が刺すだけで、景色が一段と美しく。

シラカバの果穂を見て喜んでるお客さん。
植物や花、野鳥などに詳しいお客さんで、私が教わることも多いのですが、シラカバの種子の話は知らなかったようで、今回喜んでいただけました。
そんな野鳥好きなお客さんで、今回も一眼レフを持ってきてたのですが…野鳥があまり現れず、雪も降ってるのでカメラをしまいました。
そしてカメラをしまうと…

そんなタイミングで現れるのが野鳥のきまぐれなところ。
慌てて一眼レフを出しなおして撮影。その間に凄い時間がかかったのですが、逃げずにずっと木のみを啄んでました。
私のコンデジだと何の鳥かわからなかったのですが、お客さんの一眼で撮った写真を見たら「え?ヒヨドリ?」。
街中でも普通に見かける鳥なのでがっかりなんですが…こんな山の中で雪の降りしきる中、一羽だけで行動して餌を啄む野生のヒヨドリ。
逆にレアかもしれません。

そんなヒヨドリが懸命に食べてた木の実。

冬芽や葉痕の写真を取り損ねたので、パッと見ての判断ですがアズキナシの実かな。

晴天は一瞬の疑似好天でしたが、風も弱く快適に最後まで歩けました。
2026年1月31日。みなかみ町藤原地区、上ノ原入会の森。天気:雪。