白馬岳一泊二日。
栂池ルート。
旅行会社(読売さん)の仕事で白馬岳のツアーガイドをしてきました。
栂池高原のスキー場からゴンドラやロープウェイに乗って白馬本峰までの、いわゆる栂池スカイラインコースですね。
最初は雨がポツポツ降ってましたが、しばらくすると無視できるほどの小雨に(でも風は結構冷たい)。
白馬乗鞍へと上がっていく箇所は雪渓が僅かに残ってました。
今回、中級以上で募集したツアーということですが、やはり雪渓とかあると転んで怪我をされたら・・・と思うと心配です。
白馬乗鞍の山頂の道標と、奥に見えるのは船越の頭かな?
花の少ない時期ですが、アザミの花が結構咲いてました。
これはタテヤマアザミで良いのかな?
アザミは変種と地域ごとの差が大きくて、他所の山域で迂闊に同定しづらいですね。
白馬大池と山荘。
NHKの山女日記でも出てきましたね。
ここでお客さんがどこかに行ってしまって探すのに時間がかかるという展開はちょっと難しい気もしますけど。
休憩後出発。数名、高山病に近い症状が出てたので大池山荘に泊まってもらいました。
雷鳥坂から振り返って池の全景。
雨も上がり、雲海の切れ間から白馬村。
小蓮華山頂から三国境の方角。少しずつ稜線が姿を見せ始め。
午後になり、稜線東側の下方にガスがかかっているということは・・・
そう、あの現象が期待できそうです。
白馬への稜線に合流後、逆方向の鉢ヶ岳、雪倉方面。
下に見えてるのは長池というやつかな。
白馬方面へ移動しながら稜線の左手を見れば・・・
見えて当然というくらいの条件がぴったり揃ったブロッケン現象。
山頂を踏んで、白馬山荘へ移動。
カフェテラスでホットミルクとお汁粉。
山頂前の庭から正面を見ると剣岳。
槍っぽく見えますが、槍は左の稜線の背中からちょっとだけ見えてるやつです。
翌朝。
白馬三山の残り二つ、杓子岳と白馬鑓。
朝日で赤く染まるモルゲンロート。
山小屋の隣にある旭岳の山頂に朝日が。
こういう様子を見るにつけ、字こそ違いますが元は朝日から名前がきてるのかなと思ったりします。
そして雲海を見ながら下山スタート。
富士山こそ見えませんでしたが、甲斐駒や八ヶ岳、浅間山、四阿山から苗場山まで見れたので結構良かったのではないかと。
雲の中から妙高。
前回、妙高にガイドしたお客さんも多数今回参加してました。
昨日と違い、雲の位置が低いため高い山はほぼ見えてます。
鹿島槍が置くに。
良い山旅でした。
読売さんの定番コースになると良いですね。
2017/9/23日~24日。
白馬岳。