自然と歴史トレッキング。
清水街道。
みなかみのエコツーリズムのひとつに、旧清水街道の”自然と歴史トレッキング”というのがあります。
谷川岳山麓の清水街道を新道から旧道へと巡って戻ってくるルートですね。
ちょっとマニアックなのか、旧道往復のエコハイキングよりもお客さんは少なめです。
でも、往復ではなくて一周なので、じっくり色々なものを見ることができます。
ブナの木に付けられたツキノワグマの爪あと。
爪あとっぽく見えませんが、古い傷は木が大きくなると横に広がるので丸くなります。
モミジがまだ緑の中、一足先に赤く染まるヤマブドウの葉。
ブドウの実もなっていました。
ハート型の可愛い紅葉が落ちている・・・!
と思っても手を伸ばしてはいけません。
ツタ漆の葉です。
普通は長円形で三枚複葉です。三枚揃って落ちているのもあれば、一枚ずつばらけて落ちる時もあります。
一枚で落ちてると、つい紅葉狩りで手を伸ばしてしまうことがあるので注意が必要。
この葉は、何かの理由で変形してハート型になってしまってるので、元がツタウルシの葉と分からずに手を伸ばしてしまいがちです(葉が、本来の特徴を現さないものも結構有ります)。
葉っぱって、時折こういう変形があります。
こちらは実ではなく、ミズナラの葉に出来た虫こぶ。
ミズナラ(どんぐり)の枝が道上に落ちてました。
チェックしてみると、どんぐりの帽子だけ残ってます。
風で折れたのではなく、どんぐりを食べる為に折った枝ですね。
横にあるミズナラの木を見上げると、複数の熊棚が出来てました。
熊が枝を折ってどんぐりを食べた後に並べたものです。
クマ棚のアップ。
ハイイヌガヤ。
新芽の部分が面白い感じで延びてました。
ミズナラの巨木。
街道沿いに、見事な木が何本もそそり立っています。
お客さんいわく「こういうの、ちゃんと名前付けて売り出したほうがいいですよ!」
確かにそうですね、当たり前のようにあるから当たり前のように受け止めてました。
虹芝寮。
ご好意で、エコツアーの際に使用させていただいています。
おトイレが使えるのが、女性客には嬉しいです。
来たときよりも美しくして帰りました。
前に使用したと思われる人達のオニギリのノリの破片が落ちてたのですが(テーブルではなく土間に)、お客さんお二人が一生懸命拾ってくれました。
今日、二枚目のハート型の葉っぱ。
左が、本来の形。ハートは変形したものです。
ヤマナラシの葉でしょうか。
新道から旧道に上がり、周遊。一ノ倉沢にて。
前回、旧道でこの一ノ倉沢への往復のエコハイキングに参加してくれたそうです。
それがあまりにも楽しかったので、次は天神平の散策コースに参加して、そして今回はこの周遊コース。
みなかみ町にハマってしまって、今年だけでこんなに来てくれました。嬉しいことです。
次はスノーシューツアーでしょうか。お待ちしてます。
2017年10月15日 みなかみ町自然と歴史トレッキング。